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Sully

今日は、1本の映画をご紹介します。


皆さんは、2009年1月15日にアメリカで起きた、〝USエアウェイズ1549便不時着水事故〟をご記憶でしょうか?

そう、離陸直後の旅客機がバードストライクによってエンジンが停止し、サレンバーガー機長の決断でハドソン川に不時着水。

1人の犠牲者も出すことなく乗員・乗客155名が生還したという、奇跡的な出来事でした。

※この事故に関する過去記事は、こちら。(↓)


  http://ameblo.jp/warmheart2003/entry-12020217567.html


で、この記事をアップした8ヶ月後、この事故を描いた映画

 『ハドソン川の軌跡』 (原題 : Sully

が日米で公開されました。 (※原題はサレンバーガー機長の愛称)


でも正直なところ、私自身はあまり興味がなかったんです。

だいたいこの手の事故を扱った映画は、機長を過度にヒーロー扱いしたり、乗客のそれまでの人間模様を絡めて描くのが定石。

私は既にサレンバーガー機長の自著も読んでいましたし、わざわざ観るまでもない・・・と思っていました。

ところが先月、たまたまテレビをつけて映画専門チャンネルのボタンを押したら、この映画を放映していたんです。

その時は既に映画が始まって暫く経ったところだったんですが・・・機長を演じるトム・ハンクスが物思いに沈む顔が映し出されているではありませんか。

       


想像していた映画のトーンと全然違っていたので、思わず最後まで観てしまった私は、(これは最初から観なければ・・・)とすぐに通販サイトでDVDをチェック。

するとこれまた偶然にも、7月26日に1,000円弱で発売開始・・・もちろん、即購入しました。


        


早速鑑賞しましたが、出だしから予想外の展開に驚かされました。 
ヒーローであるはずの機長が、悪夢にうなされているのです。。


その理由は、彼が副操縦士と共に国家運輸安全委員会(NTSB)から追及を受けていたから。 調査官曰く、


「左エンジンの出力は完全に失われておらず、空港に引き返せたはずだ。」

つまりわざわざ危険な不時着水をして乗客を危険に晒す必要はなかった、というのです。

世間ではヒーロー扱いされている機長が、業界内では追及されていたとは・・・。

実際、機長・副操縦士が出席した公聴会では、コンビューターを使ったシミュレーションで2組のクルーが空港への帰還に成功。

2012年に公開された映画 『フライト』 では、曲芸的な飛行で多くの乗客を救ったD・ワシントン扮する機長が、やはりNTSB
に追及されてアルコール依存症だったことが発覚。

ヒーローから一転囚人の身になってしまいました。

さぁ、この不時着水を〝墜落〟と捉え厳しく追及するNTSBに、サレンバーガー機長はどう対処するのか?

機長の自伝にも殆ど触れられていない展開に、思わず引き込まれてしまいます。


    


観終わった後で確認したら、同作の監督はあのC・イーストウッド。
なるほど、彼ならこういう切り口の映画になるのも納得です。

と同時に、こういう奇跡的な出来事が起きると機長をヒーロー扱いするだけで終わりがちな日本と違い、たとえ犠牲者ゼロであっても事故と捉えて厳格に原因を究明し、責任追及の手を緩めないアメリカの姿勢に感心しました。

単なるハッピーエンドではない・・・いや、だからこそ機長の沈着冷静な判断を際立たせたこの映画、一見の価値アリです。

あ、その際に1つご注意を。

本編が終わっても決してスイッチを切らず、エンドロール(クレジット)まで必ず観てくださいネ!
笑2

※同作の予告編は、こちら。(↓)
    https://www.youtube.com/watch?v=4Ctk1tZa320


 


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