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投 下

戦争で使用する武器は科学の進化と共に強力かつ効率化・・・というか、武器の開発が科学の進化を促進しているともいえます。


戦史の中で大きな転換点と言えるのが、飛行機の登場でしょう。


そしてドイツ軍が爆撃機を使用して、爆弾を地上に投下する世界初の本格的な


 空 爆


をロンドン上空で行ったのが、今からちょうど100年前の今日のことでした。

使用した飛行機は、ドイツ・ゴータ社が製造したゴータG.Ⅳ。


                  Gotha G.IV


ライト兄弟が初めて有人飛行に成功してから僅か14年後だけに、さすがにまだ複葉機・・・ですが、かなりの大型です。


※厳密に言えば、初めての〝空爆〟は、1911年の(イタリアがリビアの植民地化を目指しオスマン帝国と戦った)伊土戦争で、イタリア軍が180m上空を飛ぶ飛行機から手榴弾4個を投下したもの。 


ただし敵方の被害はゼロでした。

その後第一次世界大戦が始まると、ドイツ軍は1914年から軽飛行機や飛行船を使ってパリを空爆。

しかし動きが鈍い飛行船はフランス軍から反撃を受けて撃墜されたため、爆撃機の開発に至ったのです。


イタリア軍が手榴弾を落としてから僅か6年で、こんな大型爆弾を落とすようになるとは・・・。


1917年6月13日、ゴータ機は昼間ロンドン上空に飛来し、爆弾を投下。


       
               ドイツ軍が投下した爆弾


死者162名、負傷者432名という、第一次大戦中最悪の被害を出しました。

被害が大きくなった原因としては、まだロンドン市民が〝空爆〟というものを知らず、激しい爆撃だったにも関わらず彼らが通りに出て飛行機を眺めるなどしていたからだとか。

その後爆撃機による空爆は各国間に有効な攻撃手段として認識され、第二次世界大戦以降頻繁に行われるように。

日本でも東京大空襲など米軍による絨毯爆撃により多大な犠牲者を出し、その後朝鮮戦争やベトナム戦争ではナパーム弾など更に熾烈な空爆がなされました。

その最悪の事例が広島・長崎への原爆投下であることは言うまでもありませんが・・・。

この空爆は有効な攻撃手段である反面、致命的な欠陥があります。
それは、民間人を巻き込む無差別攻撃になること。

1917年のロンドン空爆では、死者のうち46名が子供でしたが、それは小学校に爆弾が落ちたからでした。

現在ではさすがに無差別攻撃はしませんが、照準を定めたピンボイント攻撃をしても誤爆が後を絶ちません。


爆撃機が空爆をしなくなる時代は、果たしてやってくるのでしょうか?

ちなみに専守防衛を掲げる我が国の自衛隊では、敵地攻撃を行う爆撃機は保有していません。

でもそれって、敵が領空・領海・領土内に来襲しなければ反撃できないということになりますが・・・本当にそれで良いのでしょうか?うー


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