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ドラフト

と言っても、プロ野球の新人選手選択会議ではありません。

今日は新年度の初日。


新社会人の入社式や転勤した方の歓迎会、また各セクションの進発式などで夕方から宴会に出席すると、まず最初に乾杯で口にするビール・・・それも、“draft beer ” つまり生ビールのお話です。


我が国でビール醸造が始まったのは、江戸時代の1853年。

それからしばらくは、低温保存が難しかったため加熱により酵母の働きを止めて常温で流通させる製法が一般的でした。


そんな中、今から48年前の今日・1967(昭和42)年4月1日に日本初の生ビールとして発売されたのが、

 サントリー 純生

1930年代にビール業界に参入したものの数年で撤退した同社は、1963年に工場を建設して再びビール醸造に着手。

新戦略として、他社にない生ビールで勝負をかけたのです。

目論み通りこの純生は大評判となり、同社はビール業界に地歩を固め、後にモルツやプレミアムモルツ等でシェアを伸ばしてきました。


ところで、皆さんは〝生ビール〟とはどんなビールなのか・・・その定義をご存じですか?


           

実はこの定義に関して、『純生』 の発売後にビール業界で論争が起こったんです。

サントリーが熱処理をしない代わりに、NASAの技術を利用したミクロフィルターを導入して酵母を取り除くことに成功・・・これを〝生ビール〟と表示しました。

一方アサヒビールは『純生』 発売の翌年、「これが本当の生です」 と酵母を除去しないビールを工場周辺限定で賞味期限2週間の『本生』を発売。

サントリーは「熱処理しないから生だ」、同業他社は「酵母を除去したビールは生ではない」という論争に発展したのです。

結局、公正取引委員会が1979年に


【生ビール・ドラフトビール=熱処理をしないビール】

と公示して、軍配はサントリーに。

以後他社もこの定義に従い新鮮なイメージのある〝生〟ビールに一気に傾斜。

現在熱処理をした所謂〝ラガービール〟は、キリン・ラガーやサッポロ・赤星ラガーなどごく一部しか市場に出回っていません。

酵母を除去しない本来の生ビールを楽しみたい方は、以前ご紹介した 『銀河高原ビール』 などの地ビールか、ビール工場の見学に行くしかないでしょう。

各社が販売している賞味期限9ヶ月の生ビールが新鮮かどうか・・・は、皆さんのご判断に委ねます。

それからついでに、もうひとつ。

瓶・カン・樽など容器は様々ですが、中身のビールは皆同じだそうです。

味が違って感じるのは、コップやジョッキなどの容器の違い、冷やし方、注ぎ方の違いが原因なんですって。

そんなこと言ったら、身も蓋もないですか・・・ネ?あせあせ





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