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失 敗

新社会人の方々が、希望に胸ふくらませて社会に一歩踏み出してから間もなく1ヶ月。

3日後にはGWに突入し、それが終わると〝五月病〟の時期がやってきます。

既に社内研修を終えて現場に配属された方、または連休後に赴任する方も多いことでしょう。

最近の若者は打たれ弱いと言われますが、簡単にメゲることなく頑張ってください。

そんな新人の方々に、社会人の先輩として僭越ながら私自身の経験談をひとつお話したいと思います。


それは今から30年以上前、私がまだ損保のヒラ社員だった頃のこと。


『団地保険』という新商品が発売となり、当時やる気満々だった私は

(よっしゃあ、売ったるデェ~!)

とばかりに下町の大きな団地に行き、片っ端から飛び込み営業をかけたことが・・・。


団地の最上階まで駆け上がり、そこから戸別訪問で徐々に下の階へと下りていくつもりで、一番端っこのお宅からチャイムを鳴らし始めたんです。

しかし、どうしたワケか10件連続ドアが開きません。


それどころか返事もありません。うー


(あっ、そうかぁ。 真昼間だから結構留守のお宅が多いのかも・・・。)


と自分で自分を納得させ、メゲずにチャイムを鳴らしていきます。


何軒もやっていくうちに、不思議と部屋の中に人がいるかどうかが〝気配〟で分かるように。


在宅の場合は目いっぱい笑顔を作ってドアの前に立つんですが、なかなかドアが開きません。

結局初日は300件くらいピンポンして、ドアが開いたのが10件くらい。


私の説明を聞いてパンフ受け取ってくれた方が4~5件だけでした。


(あぁ~、オレって営業のセンスないのかな~?)


と酷くガッカリしたものです。


その中でも特にショックだったのは、100件を過ぎたところでチャイムを押したお宅。


       

覗き穴の向こうで人影が動いていたので、

「突然で申し訳ございません。 私は保険会社の者なんですが、今月から団地保険という安くて補償が良い商品が新発売になりましたので、そのご説明に伺いました。

よろしければ、是非お話を伺っていただけないでしょうか?」

そう言って待つこと暫し・・・しかしドアは開きません。 でも向こうで人が歩く音はしているんです。

(おかしいなァ~・・・。)

と思った刹那、顔の横に視線を感じたんです。


そちらに顔を向けると、玄関横のガラス窓が細く開いていて、そこからジ~ッと私を見ているおばさんと目が合いました。

「あ、あの・・・。」

と言いかけた瞬間に窓がビシャッと閉まり、更にドアを〝ガチャッ〟とロックされてしまったんです。

なんだか人定めをされた上で警戒された気がして、腹が立つやら情けないやら。


それでもめげずに数日通ったんですが、結局成約はゼロ。ダメだぁ顔


でも今考えてみれば、そりゃ~ドア開けてくれるわけないですワ。

だって、180cm近いいかり肩の男がいきなり尋ねてきて、作り笑いでドアの前に立ってれば・・・自分でもドア開けないですもンネ。


しかし私は、あの時飛び込み営業やって良かったと思っています。
確かに1件も契約はいただけませんでしたが、それより遥かに勝る〝体験〟が出来ましたから。

きっと今時の若い方は、「そんなの、やる前からわかってるじゃん。」と仰るかもしれません。

が、それはあくまで机上の計算と言うか想像の世界。
実際にトライした人とそうでない人には、確実に差が出ます。

体験した人には、たとえ売り上げが上がらなくても次につながる学びができるのです。

それは、実際にやった私が断言します。

どうか新社会人の皆さん、頭を使うのも大事ですが是非ひとつでも多くの失敗体験を重ねてください。

失敗は成功の母・・・行動を起こさない人は、絶対に失敗しませんから。扇子


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