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引 力

私のような科学に疎い方でも、この人物の名はご存じのはず。

今日は、自然科学分野における大天才にして、力学の単位にもその名を残した


 アイザック・ニュートン

       Isaac Newton


の命日・没後290周年にあたります。


    


1642年、彼はイングランドのリンカーンシャー州に生まれました。

しかし父親が彼の生まれる3ヶ月前に亡くなったため、母は彼が3歳の時に(生活のため)30歳以上年上の牧師と再婚。


そのため彼は母の再婚相手が亡くなり、母が戻ってくるまでの10年余りを母方の祖母に育てられたそうで、この幼少時の複雑な家族関係が、彼の猜疑心が強く暗い性格を形成する大きな要因となったのかもしれません。


また幼少時に母親に甘えたくても甘えられなかったことで女性感を歪めてしまったのか、彼は(婚約まではしたものの)生涯独身を通しました。


しかし彼の才能に気づいた親戚の援助によって学校に通ったニュートンは、一時休学のブランクはあったものの復学。


その時の下宿先が薬局だったことが彼の薬学・自然科学への興味を刺激したのかもしれません。


1661年、叔父が通っていたケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに進学した彼は、3年生頃から比較的新しい数学・自然哲学を学び始めます。


そして同大学で数学を教えていたアイザック・バロー教授に目をかけられたことにより、その才能が開花。


ペストが大流行して大学が閉鎖され、1665年に帰郷してから僅か1年半の間、22歳にして早くも 『万有引力の法則』更には 『二項定理』 や(実際にはライプニッツより先に) 『微積分法』 を発見・開発したのです。          


一方で、「りんごがポトリと落ちるのを見て万有引力の法則を発見した」 いう逸話は有名ですが、その真偽は明らかではありません。


こんな大発見をしたニュートンですが、周囲の人々の目には常にボ~ッとしていたように見えたようです。


しかしこれは、それだけ集中して思考していたことの裏返し・・・りんごが落ちるのを見ただけで法則を発見したというよりも、それが引き金となったと見るべきでしょう。

また近年になって、彼が錬金術に非情な興味を示し、小説・映画が大ヒットした 『ハリー・ポッター』 シリーズで有名になった、(
どんな金属も金に変え飲めば不老不死になるという)〝賢者の石〟を作ろうとしていたことが、彼の遺したノートから判明しています。

 

まさに好奇心の塊というべきか・・・その他にも、反射望遠鏡を発明するなど光学分野にも実績を残したニュートンは、後のダ・ヴィンチ同様その天才ぶりを科学以外でも発揮します。


嘗ての教え子だった大蔵大臣に請われて56歳で造幣局長官に就任すると、科学知識を存分に発揮。


シンジケートのトップを摘発するなどして偽札の発行を激減させました。


更には国会議員も務め、62歳でナイトの称号を授与されるなど、科学分野以外でも活躍したニュートンが心臓発作を起こし84歳で突然この世を去ったのは、1727年3月20日のことでした。


リンゴの逸話だけで済まされる程、彼の功績は小さくないのです。赤リンゴ


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