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銀 色

飮みに行けば、大抵の人が 「とりあえず・・・」 とオーダーするのが、ビール。


そのビールの歴史や後の業界勢力図を大きく変える銘柄が発売開始となったのが、今からちょうど30年前の今日・1987年3月17日のことでした。 


そのビールとは、皆さんもよくご存じの


 アサヒ スーパードライ


当時のビール業界は、キリンがシェア50%超の寡占状態。


一方のアサヒビールはといえば、1949年に大日本麦酒からサッポロビールと分割された当時は業界第2位だったものの、その後ジリジリとシェアを下げ、1980年代中盤には後発のサントリーに追いつかれる寸前にまで売上げが落ち込んでいました。


そんな中、かつてマツダ再建に辣腕を発揮した村井勉氏が住友銀行から派遣され社長に就任し、主力商品のビールの味と会社ロゴマークの変更を決定。


同時に東京・大阪で大規模なアンケート調査を行い、消費者が軽快で飲みやすいビールを求めている実態を把握します。


当時の日本人の食生活が肉中心に移行し脂っこい料理が増えていることがその主要因と分析した同社は、苦みと甘さを抑えアルコール度数を従来の4.5%から5%にアップ。


それまでとは全く違った製法により、〝コクとキレ〟を強調した辛口ビールが完成したのです。


      

                1987年発売当時のスーパードライ


当初の年間販売目標を100万ケースに設定したスーパードライですが、販売開始から問屋からの注文が殺到。

当初は限定地域販売だったのを急遽前倒しで全国販売に切り替え、1987年度販売総数は何と1,350万ケースを達成。


翌年から他社が追随してドライビールを発売したものの〝元祖〟の牙城を崩すことは出来ず、アサヒビールの市場シェアは急激に上昇。


1996年6月にはキリンのラガーを抜いて月間シェア第1位の座を獲得。

1998年には年間シェアもトップに躍り出るという快挙を達成しました。
(※下図・中央の青色枠がスーパードライ発売時点)

 

私がスーパードライを初めて口にしたのは、某地方支店勤務時代に行きつけだった焼き鳥屋でのこと。


「おやっさ~ん、とりあえずビールねぇ~。」


と言って同僚と2人でカウンターに座ると、大将が


「ナベちゃん、今日新しいビールが入ったんだけど、飲んでみっか?」


ともちかけてきたのです。 面白そうなので


「じゃ、それちょうだい。」


と頼んで出てきたのが、スーパードライでした。


旭が描かれていた野暮ったい(失礼!)ラベルとは全く違った、銀と黒のシンプルなラベルが都会的というか、無機質的というか・・・とにかく従来のアサヒビールのイメージとはかけ離れていてビックリした私。


そしてコップに注いでイッキに飲み干した時の喉越しは、ツルッというかサラッというか・・・とにかく味覚オンチの私にもはっきり分かる程、それまでのビールとは違っていました。


「へぇ~、こんなビールが出たんだァ。 でもこれ、売れるんじゃない?」


なんて会話をしたことを憶えています。 


しかしドライビール一発でアサヒビールが勢いをつけ、キリンを抜いてトップシェアを獲ることになろうとは、さすがに予測できませんでしたが。

さて皆さんは、ドライビール派ですか?  それともアンチ・ドライ?


私はドライも好きだし、モルツやエビスなどの麦芽100%も捨てがたいし・・・要するに、ビールなら何でも飲んじゃいますけどネ。 あせあせ

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