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差 別

第32代大統領にF・ルーズベルトが就任して以降、日米関係は急速に悪化・・・アメリカはABCD包囲網を敷くなど徐々に日本を追い詰めました。

そしてハル・ノートという最後通牒を突き付けられた日本はアメリカとの開戦に踏み切り、日本時間の1941(昭和16)年12月8日、真珠湾攻撃を敢行。

それを受けたアメリカの新聞には、〝ジャップ〟という蔑称が新聞紙上に踊り、日本人及び日系人を〝アメリカの国益にとって危険と見做される敵性外国人〟として直ちに検挙。

リトル・トーキョーにある日系の銀行や商店は軒並み閉鎖され、ハワイや西海岸一帯ではFBIによって次々に逮捕・拘禁されました。

元々ルーズベルト大統領は、1936年に日本の船舶・乗組員に接触するオアフ島の日系人の身元を洗い出し、有事に際して矯正収容所に真っ先に送り込むための極秘リスト作成を部下に命じていたそうですから、予定通りの行動といえましょう。

そして翌年2月19日、同大統領は 『大統領令9066号』 に署名し、軍が必要とした場合、強制的に外国人を隔離することを承認。


これに基づいて今から75年前の今日・1942年3月2日、カリフォルニア・オレゴン・ワシントンの西海岸各州とアリゾナ州南部が第1軍事地域に指定され、同地域に居住する日系人に対して


 強制立ち退き命令


が出されたのです。

その後もその指定地域は拡げられ、携行品として鞄ひとつだけしか許されなかった彼等は全米16ヶ所に設けられたアセンブリーセンターに集められ、その後全米10ヶ所に作られた強制収容所に移送・・・その人数は約12万人に上ったといいます。


※ハワイ州では既に戒厳令が敷かれていたことと、既に総人口に対する日系人の割合が約38%に上っていたため、幸いにも強制収容は為されませんでした。

強制収容所はいずれも砂漠や町外れの荒れ地に造られたため、住環境は劣悪。

収容中に熱中症などで亡くなる方が少なくなかったそうな。

  


殆ど、あるいは全財産を没収された日系人たちは、それでも劣悪な環境に耐え、バラック周辺に花壇や池を作ったりして少しずつ環境を整えたそうです。

また収容された一世は野菜だけでなく養豚・養鶏などを行い、豆腐や醤油以外にも日本酒やワイン・ビールの密造まで行い、強かに生き抜いたとか。

そして1945年9月2日に日本軍が降伏文書に署名し正式に戦争が終結すると、翌月以降次々に収容所は閉鎖され、日系人は元の住まいに戻されました。

しかし彼等は本来アメリカ国民であったにもかかわらず、旧敵国である日本にルーツを持つということのみを根拠に、1952年6月の 『マッカラン・ウォルター移民帰化法』 が施行されるまで市民権をはく奪されたまま・・・いわゆる〝二等市民〟扱いでした。


それまでの冷遇に関してアメリカが正式に謝罪したのは、戦後30年以上経過した1988年。

レーガン大統領が 『市民の自由法』 に署名し、日系アメリカ人の市民としての基本的自由と憲法で保障された権利を侵害したことに対し、連邦議会は国を代表して謝罪。

当時生き残ってい被収容者に1人当たり2万ドルの損害賠償を行いました。

現在の良好な日米関係があるのは、日系人の忍耐と、アメリカに忠誠を誓って志願し最も過酷な戦地で勇敢に戦った第442連隊の日系兵士の皆さんのおかげであることを、私たちはしっかりと認識しなければなりません。

そして、もうひとつ忘れてはいけないことがあります。

それは、アメリカ人が日本人に対して持つ恐怖心と人種差別意識。

開戦前に日系アメリカ人の忠誠度を調査させ、「90%以上の日系二世はアメリカに対し忠誠であり、日系人よりむしろ共産主義者の方が危険」 という結果が出ていたにも関わらず、人種差別主義者で親中派だったルーズベルト大統領は、強制収容に着手。


しかも同じ敵国人でありながら、ドイツ・イタリア人に対しては(一時的に拘留などをしたものの)日本人同様の過酷な強制収容は行いませんでした。

※F・ルーズベルト大統領に関する過去記事は、こちら。(↓)
 http://ameblo.jp/warmheart2003/entry-11134428327.html

他にもカリフォルニア州知事や司法長官も〝ジャップ〟という蔑称を使って日系人を敵対視。

それは真珠湾攻撃によって日本人が本土攻撃を仕掛けてくるという恐怖心もあったでしょうが、やはり根底に日本人(東洋人)蔑視の意識があったことは明らかでしょう。


現在の日米は同盟国であり、安倍政権発足以降良好な関係を保ってはいますが、これが未来永劫続く保証はありません。


一歩間違えば、また日本がアメリカにとって国益に適う存在でなくなれば、彼らは簡単に手のひらを返す可能性があることを、我々日本人は肝に銘じておくべきです。うー


 


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