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威風堂々

音楽室に肖像画はないけれど、作品は皆が知っている・・・今日は、そんな作曲家

 エドワード・ウィリアム・エルガー
     Edward William Elgar


の命日にあたります。

エルガーは1857年、オルガニスト・ピアノ調律師であり楽器商を営む父ウィリアム・ヘンリー・エルガーの7人の子供の4番目としてイングランドのウスター近郊で生まれました。

音楽家の父から8歳までにピアノやヴァイオリンの手ほどきを受けたエルガーですが、20歳過ぎにアドルフ・ポリッツァーに師事して本格的なレッスンを受けるまでは、自ら図書館の本を読んで勉強するなど、殆ど独学で作曲を学んだといいます。


音楽の勉強をすべくドイツのライプチヒ音楽院への留学を望みましたが、経済的な理由から諦め、地元で事務員として働き始めます。

しかし音楽家になる夢は捨てきれず、結局父の経営する楽器店で働く傍ら、ピアノとヴァイオリンのレッスンを開始。

後に妻となる8歳年上のアリスは、彼の生徒でした。 そのアリスが、日記に


「天才の面倒を見るというのは、いかなる女性にとっても生涯の仕事として十分なものです」

と記している如く、彼女は献身的に夫・エルガーを支え励まし、そのおかげで彼は作曲に専念。

アリスと結婚した1899年に発表した『エニグマ変奏曲』で高い評価を受け、一流作曲家としての地位を築いた彼は、その後オラトリオ『使徒たち』(1903年)、オラトリオ『神の国』(1906年)、交響曲第1番(1908年)、ヴァイオリン協奏曲(1910年)、そして交響的習作『フォルスタッフ』(1913年)などを次々に発表し、名声を確固たるものに。                                             

         

その功績を称えられ、1904年にはナイト、そして1931年には准男爵に叙せられ、1924年からは国王の音楽師範を務めました。


しかし1920年にアリスに先立たれると、彼の創作意欲はめっきり減退。
晩年は自ら指揮棒を振って作品の録音などをして過ごし、今から83年前の今日・1934年2月23日・・・大腸がんにより76歳でこの世を去りました。

・・・と、ここまでお読みいただいてもも、「結局、どんな人?」とビンと来ない方が多いことでしょう。

まだ最もポピュラーな彼の作品をご紹介していませんから。

それは、今日のタイトルにした、『威風堂々』。

これは決して小品ではなく、1901~30年までに順次書き上げられた第1~6番からなる作品。(※6番は未完成)

有名なのは、第1番(の中間部)なのですが、これはイギリスの第二国歌として扱われる名曲。

原題はシェイクスピアの戯曲 『オセロ』 から取った“Pomp and Circumstance ”(飾りと立派)ですが、これを 『威風堂々』 と意訳した日本人のセンスは、素晴らしいの一言。

それでは、音楽家としては珍しく良妻に恵まれたイギリスを代表する作曲家の冥福を祈りつつ、この荘厳たる名曲(第1番)を、地元BBC交響楽団の演奏でお聴きください。



国歌は、国民が誇りをもって国旗を振りつつ熱唱する・・・それがどこの国でも当たり前なんですョ、左翼の皆さん。うー


             

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コメント
コメント
あなたの一番好きな曲は何ですか?
こう聞かれて、みなさんは何て答えるのでしょう。
1曲だけと言われるとキツイですけど、
「威風堂々」は間違いなく私の好きな曲です。
凹んでいるときなど、
この曲をかけて、
自らを鼓舞したことは何度あったでしょうか。
しばし、聞いて、力をもらいます。
2017/02/23(木) 19:29:56 | URL | SWEETHIRO #- [ 編集 ]
◇SWEETHIRO さん
コメントありがとうございます。
そうですか~、でもこの曲を聴くと元気が出る気持ちは良く分かります。
威厳があって、更に気品も・・・まさに大英帝国の国歌に相応しい名局ですものネ。
観客とオケが一体となり、国旗を振って熱唱するシーンは、日本人の私でも感動します。
2017/02/24(金) 07:36:50 | URL | ナベちゃん #- [ 編集 ]
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