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秘蔵っ子

先日、CSのクラシック音楽専門チャンネルをBGM代わりに流しっぱなしにしてPCでブログ記事を書いていたら、大変美しいヴァイオリンの旋律が・・・。

思わずキーボードを打つ手を止めて画面を見たら、この女性が弾いていました。



美しい顔立ちを見て、私はピンッときました。

「あっ、アンネ=ゾフィー・ムターだ。 懐かしい~!」

そう、クラシック音楽ファンならご存じの通り、彼女(Anne-Sophie Mutter)は嘗てあの〝カラヤンの秘蔵っ子〟と言われた天才ヴァイオリニスト。

1963年にドイツのバーデンで生まれた彼女は、5歳からピアノを始めて半年後にヴァイオリンに転向。

その才能を見込まれて学校教育を免除(!)された彼女は、9歳で地元オーケストラと協奏曲を演奏、13歳の時にルツェルン音楽祭でデビュー・リサイタルを行い成功を収めます。

その神童ぶりを耳にしたカラヤンが、彼女をベルリン・フィルのオーディションに招待。

当初彼は長時間聴けないと前もって断っていたそうですが、ムターの奏でるバッハのシャコンヌに心を奪われ、席を立てなかったそうな。

そのカラヤン/ベルリン・フィルと14歳の時にザルツブルグ音楽祭で協演したことで、ムターは彗星のように現れた天才少女として世界にその名を知らしめました。

  

その後もカラヤン/ベルリン・フィルと協演したレコードが発売され、1980年にはアメリカ・デビューを果たしましたが、個人的には1989年にカラヤンが亡くなった後に彼女の演奏を聴く機会はなくなっていました。

ですから先日彼女の姿を目にしたのは、実に20年近くぶり。

あの可愛かった少女時代とは違い、すっかり大人の魅力と貫録を身に着けた彼女の演奏は、女性らしい柔らかな音色の中にも一本鋼の芯が通っているような素晴らしいものでした。

私はこの時流れていたブラームスのヴァイオリン・ソナタ集(写真右)、更にモーツァルトのヴァイオリンソナタ集。(写真中)

更に自ら指揮も務めたモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集(写真左)も購入し、あらためてじっくり聴いてみました。


※彼女が指揮・演奏するモーツァルトのヴァイオリン協奏曲の映像を、こちらでご覧いただけます。(↓)
 https://www.youtube.com/watch?v=ETXPKHPPov8&t=272s


う~ん、イイですねェ~。 
さすが〝ヴァイオリンの女王〟と言われるだけのことはあります。

ムターはカラヤンの強い引きがあってスターダムにのし上がった・・・と私は思っていたのですが、意外にも彼女はカラヤンの素顔を殆ど知らないのだそうな。

「知っているのは、指揮をしている時のカラヤンだけ。

でも徹底的にリハーサルを繰り返す彼からは、 決して妥協しないこと。 そして常に一歩上のレベルを目指すことを教わった。」

と言います。 それを忠実に守ってきたからこそ50歳を過ぎた今でもムターは輝き続け、指揮や現代音楽への挑戦を続けているのでしょう。

2丁所有しているストラディヴァリウスを駆使し、これからも美しい音色で人々を魅了し続けてくれるはず。

元・天才少女、そして現在は2人の子供の母であり、ますます円熟味を増す美貌の名ヴァイオリニストに、再注目したいと思います。笑2


     


 


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