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倒 壊

世の中では不思議な事件・事故が起きますが、これも間違いなくそのひとつ。


今から19年前の今日・1998(平成10)年2月20日、四国の山中で起きた


 坂出送電塔倒壊事件

香川県坂出市坂出町の聖通寺山の斜面に建てられていた、四国電力所有の高さ73mの鉄塔が、突然根元から折れて山側に倒れるという、信じ難い事件でした。


    

幸い死者・負傷者はいなかったものの、周辺の約17,000世帯が停電し、近くの臨海工業団地等の工場などが操業停止に追い込まれ、信号機約60基も停止。

関連して約9,000戸のガス供給も止まり、更に坂出発電所も発電機が自動停止し、約46時間発電不能に。

更に鉄塔の倒壊により高圧線が垂れ下がり、下を走る瀬戸中央自動車道が6時間近く一部通行止めになるなど、地元は大迷惑を被りました。

この復旧作業に、四国電力は約19億円も要したそうですが・・・警察の捜査により鉄塔の台座部分のボルト80本の内76本が人為的に抜き取られたことが原因と判明。

       
                 
※画像はイメージ

しかし当初この倒壊は落雷などの自然災害か施工ミスと考えられ、四国電力の作業員が現場の保存をせず即刻復旧作業に取り掛かるなどしたため、証拠が殆ど残っておらず、県警に本部が設置されたのが事件から3日後と後手に回り、捜査は難航。

結局犯人の特定には至らず、電気事業法違反・威力病務妨害罪・器物損壊罪等全てに関して5年後に公訴時効を迎え、事件は実質的に〝お宮入り〟。

この事件後資源エネルギー庁が各電力会社に防止策を指示し、その後ボルトの溶接やコンクリートで固めるなどの対策が為されました。

さて、こんな大それたことを仕出かした犯人は誰か? そして、その動機は?

これについては、諸説あります。

 ① 国際テロリスト犯行説
 ② 四国電力の施工ミス隠蔽策謀説
 ③ 愉快犯
 ④ 四国電力に対する怨恨説


なんで①が・・・と不思議に思いますが、実はこの事件の1週間前に、アメリカ・ニューヨーク州で同様の手口で高圧電線の鉄塔倒壊事件が起きており、これに関連して出た説。

しかしアメリカはともかくも、国際テロリストが日本のしかも四国の山中まで来るのか? 個人的には疑問。

また②に関しては、もしそうだとしたら利用客に迷惑をかける偽装工作をするとは考えられず。

③についても、罪の重さと被害の大きさからは、ちょっと考えにくい。

・・・ということで、個人的には④の怨恨説を支持します。

ただ、ちよっと気になる事件が、この5年後の2003(平成15)年5月に、やはり香川県内で起きているのです。

それは高松市で防災行政無線中継局の鉄塔のボルトが抜き取られた、『五色台電波塔倒壊未遂事件』。

この事件に関しては、ある団体の報道を中止しろという警告文が朝日新聞高松支局に届き、その警告文に従って鉄塔を捜索したところ、実際にボルトが抜き取られていたというもの。

幸い倒壊は免れましたが、この事件に関しても犯人は特定・逮捕されず仕舞い。
2つの事件に関連性はあるのかどうかも、分かっていません。

しかし鉄塔の強度・構造を熟知し、あと少しの風で倒壊するような微妙なボルト抜き取りができる人間など限られると思うのですが・・・なぜ犯人の特定ができなかったのか?


動機も捜査過程も謎の多い、不思議な事件ではありました。

最近政府与党は『
共謀罪』の成立を目指し、左翼政党・メディアは盛んに反対を唱えていますが、私はこのようなテロ行為が起きる前にその犯人を取り押さえる法律は絶対に必要だと思います。

皆さんは、どう思いますか?



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