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オールラウンダー

今日は、中高年映画ファンには懐かしい、フランスの巨匠

 ルネ・クレマン 監督

  René Clément


の命日にあたります。

クレマン監督は、1913年のボルドー生まれ。

少年時代から映画が大好きだった彼は、学生時代はパリの美術学校で建築を学びながら18歳の時に短編のアバンギャルド(前衛芸術)映画を製作しています。


陸軍の映画班に所属し記録映画の製作に携わり、除隊後はカメラマン兼助監督として映画界入りするとアニメーションや記録映画を手掛けました。

そんな彼の名を一躍世界に広めたのは、第二次世界大戦末期の1944年、フランスの軍事活動委員会が彼に撮影を委託したレジスタンスの活動を描いたドキュメンタリー作品 『鉄路の闘い』が、1946年に開催された第1回カンヌ国際映画祭においてグランプリと監督賞を受賞したこと。


          


1955年には業界人から評価の高い『居酒屋』、そして1959年にはアラン・ドロンの出世作となった 『太陽がいっぱい』 など傑作を連発。

しかし当時のフランスではヌーベルバーグ(※若い監督による革新的な撮影手法)旋風が吹き荒れており、以後彼は商業映画の監督という位置づけに。

アラン・ドロンを再び起用した 『危険がいっぱい』(1964年) や 『パリは燃えているか』(1966年)を撮り終えると、今度は 『雨の訪問者』(1969年) など、サスペンス・戦争・スリラーなど、あらゆる分野で秀作を撮りました。


1975年公開の 『危険なめぐり逢い』 を最後にメガホンを置きましたが、なぜか1984年に公開された武田鉄矢さん主演の邦画 『ヨーロッパ特急』 に出演したクレマン監督が83歳の誕生日を翌日に控えて天に召されたのは、1996年3月17日。


数は多くないものの、いずれも良質だった同監督の作品の中で、私が最も印象に残っているのは、『禁じられた遊び』 (1952年)。


        


第二次大戦中、小さな女の子がであった男の子とともに〝お墓ごっこ〟という遊びに熱中する、実に悲しいストーリー。

葬儀屋を始めてからは、ナルシソ・イエペスのギターの音色と共に一層この映画の切なさが心に沁みます。

実はこの曲、当初この作品の音楽はオーケストラ演奏の予定だったものが、映画製作に金を使い過ぎたためにギター独奏になったのだそうな。 

まさに〝ケガの功名〟?

それではその懐かしい 『愛のロマンス』 ()を聴きつつ、フランスの生んだ名監督のご冥福を祈りたいと思います。笑3


    < https://www.youtube.com/watch?v=Ai4L8mYWD5Y
>




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