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対 決

映画やドラマで最高のクライマックスといえるのが、決闘シーン。

西部劇の 『真昼の決闘』 や 『荒野の決闘』、また邦画でも 『決闘巌流島』 など、タイトルに決闘と銘打たれた名作があります。

しかしこれはあくまで昔の話・・・我が国で

 決闘に関する件

としてこれを禁じる法律が布告されたのが、今から127年前の今日・1889(明治22)年12月30日・・・まだ帝国憲法が公布される1年近く前のことでした。


決闘については、西洋もそうであったように我が国でも〝果し合い〟や〝仇討〟という風習があり、かつては犯罪ではありませんでした。


しかし明治維新以降、社会秩序を維持する中で決闘は悪影響を及ぼすと判断され、禁止に至ったというわけ。


直接的には後に首相となった犬養毅氏がこの前年、『朝野新聞』 記者だった時に記事を巡って決闘を申し込まれ、これを犬養氏が拒絶したと報道されて話題となり、それ以降決闘申込事件が続出したことだとか。

※ちなみに仇討に関してはこれより前の1873(明治6)年2月に禁止令が発布されています。


同法は全6条からなり


 ◆決闘を挑んだ者・応じた者(1条) : 6月以上2年以下の有期懲役

 ◆決闘を行った者(2条) : 2年以上5年以下の有期懲役

 ◆決闘立会人または立会の約束をした者(4条1項) : 1ヶ月以上1年以下の有期懲役

 ◆事情を知って決闘場所を貸与・提供した者(4条2項) : 1ヶ月以上1年以下の有期懲役

 ◆決闘の結果,人を殺傷した場合は,決闘の罪と刑法の殺人罪・傷害罪とを比較し,重い方で処罰する。(3条)。

と定められました。


       


なんでそんな古い法律の話を詳しく説明するんだ? と不思議に思った方もいらっしゃるでしょうが、それには理由があります。

実はこれ、明治時代に布告されながら現在でも(刑法の特別法として)改正されぬまま適用されている珍しい法律だから。驚き顔

ただし〝決闘〟の定義に関しては条文として明確に定義されておらず、判例として

『当事者間の合意により相互に身体又は生命を害すべき暴行をもって争闘する行為』

とされています。 つまり殺し合いにならなくても適用されるというわけ。

しかし何でまたこんな古い法律が残っているのか?

それは現在に至るまで少数ながら適用する事件が起きているから。

特に昭和から平成時代に適用されているのが、暴走族など若者の〝タイマン〟。

ブログで挑戦状を書き込み決闘した少年グループが逮捕されたり、2年前には福岡でLINEに書き込んで決闘したとして13人が書類送検されています。

・・・と、ここまで書いて、私にはひとつの疑問が。

夫婦喧嘩って、この決闘罪が適用されないんですねェ?

夫が妻に負けそうになったら、「おまえ、これ以上やると決闘罪で捕まるゾ!」 って警告すれば・・・って、それで手を止める奥様は、まずいないでしょうけど。うー



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