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殺 到

先月下旬から発売されている


 年末ジャンボ宝くじ


皆さんはもう購入されましたか?


昨年の調査では、宝くじを過去に一度でも購入したことのある人は78.5%、また直近1年間に1回以上購入した人は、52.6%だそうですから、2人に1人以上は買われているのでしょう。

購入した方は、大晦日の抽選を今から心待ちにしている事でしょうが・・・この宝くじに関して、今からちょうど40年前の今日、悲しい事故が起きてしまいました。

徐々に賞金額が上がると共に庶民の間でも徐々に宝くじ熱がヒートアップする中、1976(昭和51)年12月21日に1等賞金1,000万円の年末宝くじが発売されたのですが、夢を求める人々が早朝から売り場に殺到。

長時間並ばされた疲労と苛立ちも重なってか各地で混乱が生じ、松本市と福岡市の売り場で各1名ずつの死者と40人ものケガ人が出てしまったのです。

この惨事が起きてしまったため、翌年から(1995年まで)はがきを利用した予約制に発売方法が変更になったことは、中高年世代の方ならうっすらと記憶されているのではないでしょうか?

宝くじが初めて地球上に登場したのは、約2,000年前のローマ時代だそうですが、日本では江戸時代初期の1624年頃。

大阪の瀧安寺で正月の7日間に参詣した人々が自分の名前を書いた木札を唐びつの中に入れ、それを僧侶が3回突いて当選者を選んでお守りを授けた 〝富くじ〟 が始まりだそうな。

しかし次第に高まる富くじ熱を危惧した江戸幕府が1842(天保13)年に天保の改革の一環として禁止し、以来ずっと国内での富くじ発売は禁じられていました。


その富くじが1枚10円・1等10万円の『勝札(かちふだ)』と称して再び発売されたのは、1945(昭和20)年7月のこと。

その理由は、何だったと思いますか?


発売時期をよく見るとお分かりいただけると思いますが・・・実は、戦費の調達が目的だったのです。驚き顔

宝くじの歴史に興味のある方には、その辺の経緯を含め、〝宝くじの神様〟といわれる片岡一久という銀行員の獅子奮迅の活躍が描かれている、こちらの本をオススメします。

 『宝くじ戦争』 (大山 真人・著 洋泉社・刊)

        

ところが抽選日(8月25日)を待たず終戦を迎えたため、『負札(まけふだ)』と揶揄されたとか。

しかしその後も戦災復興の資金調達を図るため各都道府県が独自に宝くじを発売したり、徐々に賞金額を上げるなどして社会に定着してきましたが・・・ここで皆さんにクイズです。

この宝くじの賞金には、売上金の何%が充てられているでしょうか?

実はこれ、法律で定められているんですが・・・販売総額の50%を超えてはならない、つまり半額以下しか充当できないのです。

最近のデータを図解にすると、こんな感じ。(↓)


    


左上の46.3%が、賞金充当分なんです。

発売経緯からして戦後復興資金でしたし、現在も公共事業等(※上のグラフ・右上の緑色部分)に充当されていますから致し方ないとはいえ、競馬・競輪・競艇・オートレースが売上金の約75%を賞金に充てていることと比較すると、コストパフォーマンスというか割りが悪いと言わざるを得ません。

年の終わりに夢のない話になって恐縮ですが・・・それでも皆さんは、宝くじに夢を託しますか? うー



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