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光と影

世界で最も知名度の高い人物は、この方かもしれません。

それは、多くの人々を楽しませる映画制作やアトラクション施設運営を手がける世界的企業、『ウォルト・ディズニー・カンパニー』 の創設者である


 ウォルター・イライアス・ディズニー

     Walter Elias Disney


今日は、彼の命日・没後50周年にあたります。


           


1901年に鉄道員の息子としてイリノイ州シカゴに生まれたウォルター少年は、幼少時から絵を描くのが好きで、7歳の時には自ら描いたスケッチを売る程の腕前だったとか。


父・兄と共に新聞配達をするなど苦労したウォルターは、昼は高校に通う傍ら美術学校の夜間部で絵を学んでいましたが、第一次大戦勃発と共に志願し衛生兵としてヨーロッパ戦線に従軍。


除隊後は漫画家を目指したものの生活は苦しく、また職場で知り合った友人と共に会社を設立するも長続きせず。

しかし彼はこの時、〝アニメーション〟の大きな可能性に気づきます。


再起を賭けて映画の街・ハリウッドに移住し、兄のロイと 『ディズニー・ブラザーズ社』 を設立、多くのアニメーター仲間を集めて作品を制作し、1925年にはリリアンとめでたく社内結婚すると会社も軌道に乗り始めます。


ところが1928年に契約問題でトラブルに見舞われて多くの社員の引き抜き工作に遭い、会社は倒産の危機に。


友人・アイワークスと2人で起死回生を目指すウォルターは、以前のアニメ作品で脇役として使っていたネズミのキャラクターを主役にすることを決意・・・それが〝ミッキー・マウス〟の誕生となりました。


円定規と楕円定規で簡単に描けるようにアイワークスが考案したキャラクターに、当初ウォルターは〝モーティマー〟と名づけようとしました。


が、妻・リリアンは反対・・・逆に彼女が提案した〝ミッキーマウス〟に変更したエピソードは有名ですネ。


やはり歴史は女性によって作られるようです。あせあせ


1928年11月にスクリーンに初登場して以来この歴史的キャラクターは爆発的人気を博し、これによって瀕死のディズニー社は劇的な復活を遂げました。


          ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-ミッキーマウス

               1928年当時のミッキー


1955年にディズニーランドを開設、さらにその10年後にはホテルをも含めたウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの建設に着手。

しかしその翌1966年12月15日、彼は65歳の誕生日を迎えた直後に肺ガンでこの世を去りました。


「私は子供のために映画を作ったことはありません。

大人を含めて、子供の心を持った人々のために作っているのです。」


「ディズニーランドは、子供たちのだけのものじゃない。

私は相手に合わせてレベルを落としたりはしない。」


「いつでも掃除が行き届いていて、おいしいものが食べられる。

そんな夢の世界を作りたい。」


         



現在のディズニー映画やディズニーランドの人気ぶりを見れば、創業者の〝夢〟は着実に受け継がれているようです。

しかし老若男女を楽しませてきたディズニー氏にも、脚光を浴びる反面影の部分が・・・。


彼は白人至上主義者・人種差別主義者だったといわれており、また1957年1月にアメリカABCテレビで放映された、『わが友原子力』(原題 :“Our Friend the Atom ”) という原子力推進プロパガンダ番組を制作したことも。


この番組は、当時原子力の平和利用を対外的にアピールしたかったアメリカ政府が、海外で最も観客動員できるディズニーに白羽の矢を立てて制作したもので、スポンサーがアメリカ海軍と原潜メーカーのGEでした。

政府には逆らえなかったとはいえ、老若男女に夢を与えるディズニー映画も政治利用されていたことには少々抵抗が。

この辺のウラ事情に関して知りたい方には、この本をお勧めします。

 『原発・正力・CIA』 (有馬哲夫・著 新潮社・刊)

       ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-原発・正力・CIA


早大教授の著者が2006年にアメリカ公開文書の中から見つけ出した証拠を公表した同著の中には、読売新聞社主でありジャイアンツの生みの親・
正力松太郎氏の野望と共に、ディズニーランド誘致にもアメリカと原子力、そしてその正力氏が密接に関係していたことが記されています。


TDLで1日楽しく遊ぶのも、またディズニー映画を楽しむのも結構ですが、世の中には表と裏があることを私たちは知っておくべきでしょう。



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