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移 民

日本人には殆ど馴染みはありませんが、アメリカでは毎年11月の第4木曜日が

  感 謝 祭
 Thanksgiving Day


・・・つまり、今年は今日・11月24日がこの祝日にあたります。

感謝祭とは、イギリスからマサチューセッツ州のプリマス植民地に移住したピルグリム・ファーザースの最初の収穫を記念する、昨日ご紹介した我が国の新嘗祭に相当する行事と言えましょうか。

しかしその歴史の裏には、意外な事実が・・・。

この点に関して、上智大学名誉教授の渡部昇一氏がこう解説されています。

          ◆     ◆     ◆     ◆

1620年11月、102人の清教徒、ピルグリム・ファーザースを乗せたメイフラワー号は大西洋を渡り、アメリカ大陸に到着しました。

しかし、信仰の自由を求めて渡った未知の土地は過酷でした。

作物は実らず食料に事欠き、翌年の4月までにほぼ半数が死んでしまったのです。

だが、その悲惨な状態に同情して助ける人たちが現れました。

人間が住んでいるとも思えなかった土地にも、暮らしている人間・・・すなわち未開の原住民、インディアンです。

彼らは見知らぬ移民たちに食料を与え、穀物や野菜の栽培を教えて助けました。

こうしてビルグリム・ファーザーズは苦境から救われたのです。

インディアンに栽培を教えられた作物も見事に実り、感謝祭が行われました。 

それは実った作物への感謝であると同時に、苦境を助けてくれたインディアンへの感謝でもありました。


      

さて、信仰の自由を求めて新大陸に渡った人たちが安らかに暮らしているという話がヨーロッパに伝わると、同じ信仰の人たちのみならず、いろんな人たちが陸続として大西洋を渡ることになります。

その数はたちまち原住民の数を圧倒するようになり、アメリカ建国ということになります。

その過程で原住民のインディアンはどういうことになったか・・・その悲惨さは、今更述べるまでもないでしょう。

アメリカでは今でも感謝祭が盛んです


ですが、そこで実った作物への感謝が語られることはあっても、ピルグリム・ファーザーズを助けたインディアンへの感謝は出てきません。

20世紀後半に出された百科事典には、

「感謝祭は、収穫に対する神への感謝とインディアンとの戦争に勝ったことに対する感謝のお祭りである。」

と書いてあります。 何という変化か!

異なる文化を持った異なる民族が接触して暮らすと何が起きるのか?
この話は端的にそのことを示しています。

          ◆     ◆     ◆     ◆


昨年来、イスラム系移民の流入で混乱するヨーロッパを見れば、渡部氏の話は納得できます。

我が国でも労働力不足を補うために移民の積極的な受け入れを主張する向きがありますが、インディアン同様に親切な日本人が彼らに裏切られたり掻き回されることは、火を見るよりも明らか。

歴史から教訓を学ぶのが、賢明な民族。
歴史を繰り返すのが、愚かな民族。

さて、日本人は・・・どっち?うー




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