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夏 季

今からちょうど60年前の今日・1956年11月22日、

 第16回夏季オリンピック メルボルン大会

が開幕しました。

67の国と地域から3,178人の選手が参加し、12月8日までの17日間で17種目・145種目が行われ、日本は体操の小野喬選手ら4人が金メダルを獲得。(銀メダルは10、銅は5)

ただし、スエズ動乱の影響でエジプト・レパノン・イラク、ソ連のハンガリー侵攻に対する抗議でスペイン・イタリア・スイス、更に中華民国が参加したことで中華人民共和国が参加をボイコットしたため、少し寂しい大会になったようです。


   大会ポスター                    開 会 式

さて、この大会に関して、「あれ?」って思った方もいらっしゃると思います。

それは、大会の開催期間。 
夏季大会なのに、なぜ11~12月なのか?

その答えは簡単で、この大会が史上初めて南半球で開催されたから。

ちなみに、このメルボルン大会以降の開催期間を並べてみると・・・


 ローマ     1960年 8月25日~ 9月11日

 東 京     1964年10月10日~10月24日
 メキシコシティ 1968年10月12日~10月27日
 ミュンヘン   1972年 8月26日~ 9月11日
 モントリオール1976年 7月17日~ 8月 1日
 ソウル     1988年 9月17日~10月 2日
 バルセロナ  1992年 7月25日~ 8月 9日
 アトランタ     1996年 7月19日~ 8月 4日
 シドニー     2000年 9月15日~10月 1日
 アテネ      2004年 8月13日~ 8月29日
 北 京      2008年 8月 8日~ 8月24日
 ロンドン     2012年 7月27日~ 8月12日
 リ オ      2016年 8月 5日~ 8月21日
 東 京      2020年 7月24日~ 8月 9日(予定)


1回目の東京やメキシコシティ大会は10月開催であり、ソウルまでは一番暑い時期を避けて開催していますが、バルセロナ以降は、まさに真夏の開催。

しかも同じ南半球なのに、メルボルンと違ってシドニーやリオは8,9月開催・・・つまり夏季というより冬季に近い時期に行われました。

そして2回目の東京大会も、最も暑い時期・・・前回は10月の涼しくなった秋だったのに、なぜ? と不思議に思う方が多いと思います。

実はこれ、国際オリンピック委員会が、「夏季五輪開催日を7月15日~8月31日までの期間内に開催」することを決めているからなんです。

その理由は・・・テレビ局の強い要望。

アメリカNBCが2020年・東京大会までの(冬季を含む)オリンピックの国内テレビ放映権を49億8,000万ドル(約5,500億円)で獲得しており、これがオリンピック全収益の約50%。

(※あとは独占企業からの協賛金収入が約40%、入場料収入で5%等)

アメリカでは、9~10月になるとNFLやNBAという人気プロスポーツが開幕し、またメジャーリーグがプレーオフに入るため高視聴率が見込めないことから、どうしても7~8月に開催してもらいたいのです。

選手の健康より利益優先・・・これはオリンピックの理念と大きく乖離していますが、今やオリンピックは商業主義と決別することは不可能であり、〝筆頭株主〟の意向には逆らえないというわけ。

更に人気種目の決勝戦が行われる時間帯は、アメリカのプライムタイム優先になるでしょうから、東京大会でも午前中に集中するはず。

大会を楽しみにしている日本人も、仕事中や授業中で生中継を観られない事態になる可能性が大。

おそらくこの傾向は、2020年以降も続くことでしょう。

まぁ観戦する方はまだしも、心配なのは選手の健康。

1984年のロス五輪では、猛暑の中行われた史上初の女子マラソンで、アンデルセン選手がフラフラになったシーンが有名。

        


幸いにも彼女は何とかゴールし、その後回復しましたが・・・当時のロス以上に気温が上がる東京で、選手たちは大丈夫なのか?

マラソンに限らず、今から心配です。

逆に言えば、犠牲者が出なければ過度の商業主義は修正されないのかも。うー


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