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呼 称

皆さんは、中華人民共和国のことを普段何と呼んでいますか?

おそらく50歳以下の方は、『中国』 と言ったり書いたりしていると思います。

同国に対して、石原慎太郎・元都知事が事ある毎に 『支那』 と表現していたことに、違和感を覚える方も多いかもしれません。

しかし、元々その 『支那』 という表現は一般的だったのです。

むしろ 『中国』 と表現しているのは日本だけ・・・と言っても過言ではありません。

だって、英語表記は“China ” であり、現代の中華人民共和国で最も権威がある国語辞典『漢語大詞典』には、

【 『支那』は 『秦』 の音の訛りであり、古代インド・ギリシャ・ローマ・日本などが我が国を呼ぶ名である】

と明記されており、その呼称は自国がルーツなのですから。

日本でも、名僧・空海が書物の中で 『支那』 と記していますし、
辛亥革命を起こし中国・台湾で〝国父〟といわれている孫文や文学者の魯迅も、日本入国の際に国籍を〝支那〟と表記しています。


 
          孫文とその自筆書面(中央上部に支那の表記) 


そもそも 『中国』 という表記は、日本に於いては山陰・山陽地方の総称として用いられており、その表記は878(元慶2)年2月3日付の官報に記載されていることから、少なくとも1,100年以上前から使用されている単語。

なのに、なぜこれが外国名として使われるようになったか?・・・というと、今から86年前の今日・1930(昭和5)年9月29日に、支那からの要望を受け入れる形で外交文書において 『支那共和国』 を 『中華民国』 に変更する旨閣議決定したことが端緒なのです。

※それ以前の1913年6月には、『支那』に国名を統一する閣議決定がなされています。

しかし日本国内では従来どおり 『支那』 が用いられ続けました。

そして大東亜戦争後、連合国の一員として戦勝国の立場になった中華民国の蒋介石が 「今後は我が国を中華民国と呼び、略称は中国とするよう」 主張。

これを受け、1946(昭和21)年6月に外務省が東京都内の主要マスコミに 『支那』 の使用を止め、『中華民国、中国、民国』 等と表記するように通達したのです。

その理由として、同通達内には

今後は理屈を拔きにして先方の嫌がる文字を使はぬ樣にしたいと考え念のため貴意を得る次第です。

と書かれていました。

つまり 「相手の嫌がることはするな」 という、外務省お得意の〝配慮〟。うー

自国で遥か昔から使用していた地名を、相手の言いなりになって譲った形なのです。 しかも日本に対して全く配慮のない国に対して。


これにより 『支那事変』 は 『日中戦争』 になるなど、国内の表記は変えられていきました。


(その後蒋介石が共産党に敗れ、1949年に中華人民共和国が成立した後は『中国』の呼称を同国に使用し、中華民国を『台湾』と称するように。)

ですから 「支那という表記は差別的だ」 という向きがありますが、それには何の根拠もありません。

現に前述の『漢語大詞典』には蔑称などと書かれておらず、むしろ 「単なる名称であって別段の意味はない」 とも記されているのですから。

石原氏が 『支那』 と呼称したことに違和感がある方は、ある意味弱腰外務省や文科省、更には左翼マスメディアに洗脳されていると言えるかもしれません。

なぜなら、中華人民共和国が 支那の語源である “China ” の呼称を侮蔑的だと国際的に抗議し変更を求めたなんて話は、聞いたことがありませんから。

言い換えれば、日本にのみ中国という呼称を要求するのは逆差別というべきもの。

昨年、ある高校生が試験の答案に 『支那』 と書いたら、担任から 「差別用語だから」 という理由で不正解にされたという話がネットで拡散され論議を呼びましたが、これは明らかにおかしな話。

ならば『支那そば』・『支那竹』・『東(南)シナ海』という表記や、更には “China ” も差別用語になるのでは?


(むしろ個人的には漢語で〝世界の中心の国〟という意味合いとなる 『中国』 という表記を使うこと自体に嫌悪感があります。)

ちなみに、私のPCに 〝シナ〟と打ち込んでも 『支那』 という変換はされません。

何故なんでしょうネ?  皆さんのPCは、いかがですか?




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