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公 査

皆さんは、〝ABC〟からどんなものをイメージするでしょうか?

一般的にはアルファベットの始まり、またそこから〝イロハ〟と同じ物事の基礎という意味合いでしょうか。

あるいは靴のチェーン店や料理教室、また私のようなゴルフ好きなら昨日から始まっている男子トーナメント・マイナビチャンピオンシップの開催コースが頭に浮かぶ
方もいらっしゃることでしょう。

でも、こんな〝ABC〟もあるんです。

 日本ABC協会

このABCは、 Audit Bureau of Circulationsの略なんですが、和訳すると『部数公査機構』。

つまりこの協会は、新聞・雑誌・フリーペーパー等の部数を監査する機関なのです。



そしてこの組織が誕生したのが、今から64年前の今日・1952(昭和27)年10月28日のことでした。


なぜこんな機関が設立されたかというと・・・その新聞・雑誌等の紙媒体メディアには広告が付き物ですが、その部数を自己申告させるだけでは誇大な数字になりがち。

そこでスポンサーに対して第三者機関が客観的かつ信頼のおける発行部数を公表する必要が生じた、というわけ。

アメリカでは既に1914年に誕生しており日本にもその4年後には紹介されていましたが、戦後の民主主義社会になって、ようやく 『ABC懇談会』 として設立。

3年後に現在の協会名となり、1958年に通産省から一般社団法人に認可され、1961年から新聞発行部数の、そして1965年から雑誌の公査が開始されました。


         

同協会は公平性・客観性を保つため、新聞・雑誌等の発行社とスポンサー、そして仲介する広告会社の3者で構成され、現在の会長は製薬会社の元社長が務めています。

そして公査員が発行社を訪問し、正しい部数を売上と費用を帳簿で確認し、新聞は年に2回、雑誌等は年に1回、発行部数を公表。

その数は、現在新聞74紙・雑誌159誌・専門紙誌12・フリーペーパー208に及んでいます。

発行社側が発表する発行部数よりは正確なのは、間違いないでしょう・・・が、実態通りかというと、そうとは言い切れません。

なぜなら、新聞には公然の秘密たる〝押し紙〟が存在するから。

〝押し紙〟とは、新聞本社から各販売店に押し付けられる新聞のこと。

要するに、実際には国民に読まれていない死神 ジャナカッタ 死に紙といえましょう。

全紙平均で30%は押し紙という説がありますが、いかなABC協会とはいえ帳簿上の調査ではこの実態は把握できないはず。

つまりスポンサーは3割増しの広告料を支払わされている、と言えるかも。

政治家や他社の不正はとことん追求するくせに、自らのデータはグレーのまま・・・これでは国民から信頼されるわけないと私は思うのですが、皆さんはいかがお考えでしょうか?



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