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不 足

今日は10月10日。

昭和世代の私にとっては何時まで経っても 『体育の日』 というイメージがあり、ハッピーマンデー制度になってからは5年ぶりに重なりましたが、同時に


 『眼の愛護デー』

なのだそうな。 1931年に中央盲人福祉協会が『視力保存デー』に制定し、これを戦後厚生省が『眼の愛護デー』と改称。

制定の根拠は、何だと思います?

10・10を横に倒すと眉毛と目に見えるから・・・お役所とは思えぬお茶目(?)な発想ですょネ。

さて、この記念日に合わせたのか、今から53年前の今日・1963(昭和38)年10月10日に、順天堂アイバンクと慶大眼球銀行が開業しました。

日本初のアイバンクが設立されたのです。

臓器移植は今や一般化した感がありますが、そのひとつに角膜移植が含まれます。

角膜とは、直径は11~12mmで目の最も外側・・・いわゆる茶目の前にある透明な膜のこと。


         


アイバンクとは、その角膜移植によってのみ視力を回復できる患者さんのために、死亡後献眼によって提供された眼球を斡旋する公的機関です。

1928年に角膜移植を世界で初めて成功させたのは、ソビエトのフィラトフ医師。

このおかげで、失明者に一筋の光明が差したのです。

日本では1949年に岩手医大の今泉亀撤教授が初めて生体からの角膜移植に成功、そして1957年には死体からの角膜移植を実施。

ところが、これを刑法190条に定めた死体損壊罪に当たるとして新聞が非難。

しかし検察が、違法であっても可罰性はないという声明を出して、鎮静化。

これを受けて翌1958年に角膜移植法が成立し、遺体からの角膜移植が合法化されたことで誕生したのが、アイバンク(眼球銀行)というわけ。

これまで何回かの法改正を経て、現在では全国54ヵ所にアイバンクが設置されていますが・・・問題なのは、そのドナー数が少ない事。

また1992年の年間71,618人をピークに年々登録者数は減り続け、昨年は10,476人にまで落ち込んでいます。

2015年度末で累計登録者数は約150万人いらっしゃいますが、実際に献眼された方はその1割未満。

移植手術をした方より、待機患者が倍以上いらっしゃるとか。

献眼された方には義眼が嵌めこまれますが、10年以上葬儀屋をしている私は今まで一度も献眼されたご遺体に接したことがありませんから、やはりまだ献眼が世の中に認知・浸透しているとは言い難い状況のようです。

アイバンクへの登録に関しては、お住まいの近くにあるアイバンクに電話等で申し込めば申込書が送付され、記入して返信するだけでOK。

登録カードが送られてきて、手続きは完了です。

なお登録に際して年齢制限はありませんし、老眼・近眼・遠視等の制限もないそうですのでご安心を。

ただし、注意点がひとつ。

たとえご本人が献眼を希望したとしても、ご遺族の同意がなければ移植できません。

必ずご家族にご自分の意志を明らかにしてください。

逆にご本人にその意志がなくてもご遺族が承諾すれば献眼ができますので、拒否される方はやはりその旨をご家族に伝えてくださいネ。

「勝手に目玉を人にあげるナ~!」 と天国で怒っても、後の祭りですから。うー


 


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