FC2ブログ
制 空

皆さんが海外旅行に出掛ける際に搭乗するジェット旅客機といえば・・・最近はエアバス社製か、ボーイング社製が殆どのはず。

今日は、そのボーイング社の創業者である


 ウィリアム・エドワード・ボーイング

    William Edward Boeing


の命日・没後60周年にあたります。

         

ボーイングは1881年にミシガン州デトロイトで生まれました。

父親は裕福なドイツ系鉱山技師でしたが、スペリオル湖近くの広大な土地を取得して製材業に携わるように。

ボーイングはスイスの大学に学んだ後エール大学に転籍し1903年に卒業すると、当初は父のビジネスを引き継いで製材業の世界に身を投じました。

しかしグリーンウッド製材会社の社長を務めていた1909年、アラスカで開催された大西洋博覧会見物に行ったことが、彼の運命を大きく変えることに。

途中シアトルに向かう際に生まれて初めて飛行機を見た彼は、その魅力と将来性の虜になってしまったのです。


そして彼は1916年、海軍の技師だったジョージ・コンラッド・ウェスターバレットと共に、航空機製造会社を設立。

2人の頭文字を取って〝B&W 〟と命名されたこの会社が、ボーイング社の前身となりました。

同社が制作した1号機は社名と同じ〝B&W 〟と名付けられた双フロート水上機でしたが、1917年には社名をボーイング航空機株式会社に変更。

そして同社にとって幸運だったのは、その当時が第一次世界対戦中だったこと。

米海軍からパイロット養成用の水上機を約700機も受注できたことで、会社の基盤が築けたのですから。

その第一次世界大戦終結後は軍用機に代わって航空郵便事業に進出。

路線を開拓すると同時に専用機の開発も行い、事業を拡大。

しかし急激に巨大化した会社は1934年に独占禁止法によって分割されると、彼自身は航空事業から撤退・・・1956年9月28日に、74歳でこの世を去りました。

しかしボーイング社はその後も拡大を続け、1997年にはライバルだったマクドネル・ダグラス社を吸収合併。

現在は年間売上高7兆円・世界70ヶ国に165,000人の従業員を抱える、世界最大の民間機・軍用機メーカーとして君臨。

それ以外にも防衛システム・ロケットエンジン・人工衛星など幅広い製品を世界90ヶ国に提供する、アメリカ最大の輸出企業に成長しています。

しかし、日本人・・・特に大東亜戦争を経験した高齢者の方にとって、この会社の名はあまり聞きたくないかもしれません。

何故なら、繰り返し上空から焼夷弾を落としたのが、この会社が生産したB-29だったから。

        

ボーイングの〝ボ〟の字を耳にしただけで、当時の悲惨な体験がフラッシュバックする方もいらっしゃるかも・・・。

またベトナム戦争時、北爆に使用されたB-52という機種も昭和世代ならご記憶でしょう。

一方、私を含めた戦後世代にとって、ボーイング=旅客機メーカーというイメージも強いはず。

その中でも、やはり〝ジャンボ〟の愛称で親しまれたボーイング747が最も印象的でしょうか?

        



※ジャンボ・ジェットに関する過去記事は、こちら。(
    http://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10420551188.html

ボーイングという名を聞いて、忌まわしい戦争を思い出すか、楽しい海外旅行を思い出すか・・・それは住む国と世代によって違うかもしれません。

願わくば、今後は後者のみに限定されることを願いますが・・・。うー





             人気ブログランキング


スポンサーサイト



コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック