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地 下

今日・9月10日は、我々の日常生活を支えてくれている、地下にパイプを張り巡らした

 下水道の日

なのだそうです。


これは語呂合わせではなく、立春から数えて220日目で台風がやってくる時期にあたり、下水道が浸水対策を役割を担っていることをアピールするために制定されたとか。

下水道の歴史は古く、世界最古のものとしては紀元前2000年頃の古代インドやメソポタミアで作られたもの。

中世期には下水道が発達していなかったため、汚物を道路や公園に捨てていたそうで、そのためペストなどの伝染病が何度も流行。

19世紀には世界各地でコレラが大流行し、2万人近い死者を出したロンドンをはじめとして下水道の整備が始まりました。

日本の下水道はというと、古くは約2,200年前の弥生時代の集落にその痕跡が見られ、約1,300年前の奈良時代平城京には、網の目のように排水路が張り巡らさせていたとか。


安土桃山時代には、大阪城下に太閤下水が整備され、これは現在でも使用されているそうな。(↓)

       

本格的西欧式の下水道として1884(明治17)年に敷設されたのが、東京の『神田下水』で、日本初の下水処理場は1922(大正11)年に完成した、三河島処理場。(↓)

       

1955(昭和30)年頃からは、工場排水など公害が社会問題化したため、下水道は環境保全という役割を果たすように。

そして最近ではゲリラ豪雨など集中的な降雨に対応できるような巨大トンネルも、東京の環状七号線地下などに建設され始めています。

さて、そんな歴史と現状を踏まえつつ、ここでクイズです。

2015年3月末現在、日本の下水道普及率 (※下水道を利用できる人口を総人口で割った数値) は、どれくらいでしょうか?

  ① 77.6%   ② 87.6%   ③ 97.6%

キレイ好き日本のことだから、③・・・と答える方が多いかもしれませんが、実は①なんです。

かなり地域的にもムラがあって、最高は東京都の99.5%。

大阪も95.0%と、大都市の整備は進んでいるのですが、私が子供の頃すなわち昭和3、40年代はポットン便所だった郷里・長野県の82.3%は高い方で、全国的には6,70%の県が結構あり、最低は徳島県の僅か17.2%。

そして普及率を国別で見てみると、イギリス・97%、ドイツ・95%、スウェーデン・86%、フランス・81%と西欧諸国に比べ日本は遅れているのが実態。

(ただしアメリカは75%と日本より若干下。)

しかも西欧諸国の数字はいずれも20世紀末の数字ですから、現在はもっと上がっているのは確実。

こと下水道に関して、日本は先進国だと胸を張れない状況なのです。

遅れている理由・・・というより西欧諸国の数値が高い理由は、イギリスなどが150年前から整備に取り組んでおり、日本が本格的に着手したのが30年程前という〝歴史の差〟があるから。

しかし世界に冠たる技術立国の日本が、こういう公共施設に於いて他国に負けているのは、あまり気持ちの良いものではありませんネ。

もちろん浄化技術そのものは世界トップクラスであり、水道水をそのまま美味しく飲めることは誇れますが・・・。

その下水道をキレイにかつ長持ちさせるためにも、トイレで紙おむつを流すなんてのは論外ですが、サラダ油やオリーブ・オイル、薬品などを直接流さないよう、十分お気を付けください。

下水道の日だからこそ、そんなことにも気を配るキッカケにしましょう!笑2



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