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烈 女

3月3日は、言うまでもなくひな祭り。

ということで、今日の主役は女性・・・それもかなり個性的というか、激しい性格の持ち主です。あせあせ

数多あるオペラの中でも日本はもとより世界で最も上演回数が多く、それ故に最も多くの方がそのメロディーを知っている作品、といえば


 カルメン
 Carmen


でしょう。

作曲したジョルジュ・ビゼーの名を、この作品だけで後世に残した・・・と言ってよいこの作品がフランス・パリのオペラ=コミック座で初演されたのが、今からちょうど140年前の今日・1875年3月3日のことでした。


今でこそ不朽の名作として名高い 『カルメン』 ですが、初演当時のオペラは華やかな舞台に着飾ったヒロインが登場する貴族社会の世界を描いたものが殆どという時代。

しかしこの作品の主役・カルメンは汗にまみれながらタバコ工場で働く女性労働者。

女同士で取っ組み合いの喧嘩したり、男を誘惑してはフリまくる等々やりたい放題。

更にラストは逆上したドン・ホセにカルメンが刺殺されるというショッキングな筋書き。

         

         初演でカルメンを演じたCélestine Galli-Marié

             

メリメの原作では、カルメンを愛したドン・ホセが奔放な彼女に振り回された挙げ句盗賊に身を落とし、最後は死刑に処せられてしまいます。

ビゼー本人はこの原作に忠実な脚本を要求しましたが、内容の荒っぽさを嫌気した劇場側が上演を拒否。 


仕方なくストーリーを若干穏やかに変えましたが、それでも優雅なオペラを期待していた聴衆は、度肝を抜かれて茫然自失。 


幕が下りても拍手さえ起きなかったそうで、評価は散々・・・初演は大失敗に終わりました。ダメだぁ顔

ビゼーはこの結果に大変失望したといわれ、初演からちょうど3ヶ月後の6月3日に37歳の若さで他界してしまいます。

しかし 『カルメン』 はその後同じくフランスの作曲家エルネスト・ギローによってそれまで台詞だった場面をレチタティーヴォ(※曲の間をつなぐ独唱)に改作されるや、評価は一変。

今やオペラの代表作として多くの人々に愛されています。

あまりに有名になったためか、同作品は何人かの作曲家や演奏家によって組曲・編曲化されています。

私の敬愛するピアニスト、V・ホロヴィッツも 『カルメンの主題による変奏曲』 という超難曲を自ら編曲、コンサートのアンコール曲として度々演奏していましたし。

もしこのオペラを聴いてみたくなった方には、CDをお買い求めになる際ダイジェスト版ではなく全曲版をオススメします。

なぜなら、全4幕・演奏時間2時間4~50分の長さながら、有名なメロディーがそこかしこに出てくるから・・・。

個人的に推薦したいのは、こちらのグラモフォン盤。(

        


1983年の録音ですが、カラヤン=ベルリン・フィルの黄金コンビに、当代随一のカルメン役といわれたアグネス・カルヴァ、ドン・ホセ役は3大テノールの一角を担ったホセ・カレーラスという実に豪華な顔ぶれ。

通しで聴いても、その見事な演奏と歌唱力で飽きさせません。

それでは最後に有名な 〝ハバネラ〟 を、若き日の〝20世紀最高のプリマドンナ〟マリア・カラスの独唱でお聴きください。(

   <
https://www.youtube.com/watch?v=3rjOrOt6wFw>
>

ところで男性の皆さんは、カルメンのような奔放かつ情熱的な女性はお好きですか?

私はウチの女王様だけで、〝烈女〟はもう十分ですけど。うー 


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