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回 転

一昔前は高級だったものの、今では家族全員で気軽に楽しめるようになった和食といえば、〝寿司〟。

その最大の要因は、何といっても回転寿司の登場ですが・・・これを考案した方が誰か、皆さんはご存じですか?

正解は、

 白石 義明 

今日は、世界初の回転寿司店を出した、この元禄産業(株)の創業者の命日・没後15周年にあたります。


           

白石氏は1913(大正2)年生まれ。

満州で天ぷら屋を経営していたそうですが、終戦後引き上げて1947年から大坂で小料理屋を始めました。

(※同年に元禄産業を創業。)

その頃〝氷の天ぷら〟を開発し特許を取って売り出したそうですから、もともとアイデアマンだったのでしょう。

その彼が目をつけたのが、寿司。

当時高値の花だった握り寿司を安く提供できるよう、ネタを大量に仕入れ回転率を上げるために立ち食い寿司屋を始めたのです。

ラーメン1杯と同じ値段で寿司4貫が食べられるとあって、店は大繁盛。
しかしあまりの忙しさに従業員が次々と辞めてしまうことが、悩みの種でした。

そんな時に、たまたま仲間とアサヒビールの大阪工場を見学した白石氏は、ベルトコンベヤーでビールか運ばれていく光景を見て、閃きます。

「お寿司をベルトに乗せて回せば、少ない職人でもやっていけるし、好きなネタをお客さんに選んでもらえる!」

         


そう考えた白石氏は、早速仲間に相談して、寿司用のベルトコンベアーの開発に着手。

10年近い歳月をかけて寿司用のコンベアを完成させ、1958(昭和33)年4月に『元祖廻る元禄寿司』1号店を東大阪市布施にオープン。

物珍しさも手伝って、店は大繁盛だったといいます。

         


白石氏は1962(昭和37)年にこの『
コンベア旋回式食事台』の特許を取得。

1970年の大阪万博に出店したことで、回転寿司は全国に知れ渡り、同社は急拡大。

そして特許の切れた1978年以降各社が参入し、回転寿司はすっかり庶民の間に定着・・・年間総売り上げ3,500億円を超える一大産業に成長しました。

この回転寿司、地域ごとに特徴がありますょネ。

東京ではいろいろな皿が混ざって回っていますが、サラリーマン時代関西に赴任した時、マグロやイカなどが数皿ずつ固まって流れていたのを見てビックリしたことが。

そして今まで最も美味しかったのは、やはり転勤で約5年過ごした新潟の回転寿司。

ネタの厚みといい、お値段の安さといい・・・あれを経験したら、東京に戻ってからは女房共々すっかり行く気が失せてしまいました。

しかしそんな回転寿司業界も、今は曲がり角に立っているようです。
なんでも、〝廻らない回転寿司〟が流行り出したというのですから。

2001年8月29日に87歳で天に召された白石氏は、この様子を天国からどんな気持ちで眺めているのでしょう?

いや、もしかしたらまた新しいアイデアが閃いているのかも。

今日回転寿司店に行かれる方は、是非感謝の気持ちを込めて白石氏のご冥福をお祈りしてください。笑3


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