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泥 沼

〝他人の不幸は蜜の味〟と言いますが、ここ数日大手家具メーカー 『大塚家具』 のお家騒動がマスコミを賑わしています。

同社は1969年に大塚勝久・現会長が創業し、一代で従業員約1,700人の大企業に成長させましたが、ここにきて長女の久美子・現社長との泥仕合が表面化。

26日に勝久会長が記者会見を開き長女の退任を迫ると、その翌日には長女が父親の放逐を宣言。

【父親・母親・長男 vs. 長女・次男・次女・三女】 という家族内の対立構造が浮き彫りになりました。

会見で「悪い子供を作った」という父親に対して、「会社はどこかで創業者の庇護から離れなければならない」と突き放す娘。

皆さんは、両者の会見をどうご覧になったでしょうか?



私も経営者の端くれですから、勝久氏が自分が起業し育て上げた会社が我が子同然、いやそれ以上に可愛いという感情はよく分かります。

しかし公の場で 「間違った子を作った」 と発言するのはいかがかと。

そもそも同族会社とはいえ、大塚家具はJASDAQ上場会社。

株式を公開した時点で、もう個人商店ではなくなったはず。


双方の言い分を聴く限りでは、成功体験に縛られた創業者に二代目が手を焼いている・・・という風に見えました。

今後は3月末の株主総会に向けて、18%の筆頭株主である勝久氏と、10%の株を持つ資産管理会社を握る久美子氏が、今後どれだけの委任状を集めるかが焦点となります。

どちらが勝つか、高みの見物・・・といったところですが、この問題はあくまで社内抗争であり、肝心の消費者は蚊帳の外。

実は我が家の家具、その殆どを大塚家具で買いました。

今から10数年前ですが、確かに若い担当者が店内をくっついて回ってくれました・・・が、実際には私たちがポンポンと決めて行ったので、その担当者は単に注文を書き足しただけ。

正直、勝久氏が自信を持つ接客方法に殆どメリットは感じませんでした。

またインテリア業界の売り上げを見ると、

                売上高      シェア
第1位  ニトリ     3,876億円   53.1%
第2位  良品計画   2,206億円   30.2%
第3位  大塚家具     562億円    7.7%
第4位  島 忠       528億円    7.2%
                 
(※2013~14年現在)

と、業界第3位とはいえ会見で名前の出たニトリ社とは大きな差が。

経常利益ではニトリが634億円に対し大塚家具は僅か10億円と、大きく水を開けられています。

第三者から見れば、もはや接客手法云々以前の問題・・・ましてお家騒動に血道を上げている場合じゃないと思うのですが。

私のような元(?)顧客としても、今回の騒動は決して気持ちの良いものではありませんし、このままだと今後家具を買おうと考えている潜在顧客から見放されることは必至。うー

果たして同社の運命は、如何に?

今回の泥沼の争いを見るにつけ、スパッと社長を引退して後進に任せ我が子を決して自分の会社に入れなかった本田宗一郎氏の慧眼ぶりと賢明さを再認識させられます。





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