FC2ブログ
大 台
今日から本格的に競技が始まるリオ五輪。

果たして今大会では、何度表彰式で日の丸の掲揚が観られ、『君が代』が聴けるのか?・・・日本選手の活躍が楽しみですネ。

さてスポーツには大別して、体操やフィギュア・スケートのように演技の点数を争う競技と、陸上競技や水泳のように単純にタイムや距離の記録で優劣をハッキリつける競技があります。

そして後者の場合は、その数字の節目として種目毎に〝記録の壁〟というものが存在します。

例えば水泳の100m自由形では50秒の壁とか、陸上の100mなら10秒の壁とか・・・。

人類は今までその壁を着実に破ってきたわけですが、今から21年前の今日・1995年8月7日に、その〝記録の壁〟のひとつが大幅に破られました。

破ったヒーローの名は、


 ジョナサン・エドワーズ 選手

  Sir Jonathan Edwards

記録は、18m29。 これだけで種目がパッと分かる方は、陸上競技に詳しい方でしょうネ。

そう、三段跳びなんです。

エドワーズ選手は、イギリス人。

1966年にウィンザーに生まれた彼は、いわゆる文武両道・・・大学で物理学を学び、ロイヤル・ヴィクトリア病院で遺伝子研究をしながら練習をしていました。

1994年から病院を退職して競技に専念した彼は、翌年7月に17m98の世界新記録を出して夢の18mにあと2cmと肉薄。

そして翌8月7日、世界陸上のスウェーデン・イエテボリ大会で1回目の試技でいきなり18m16の大台を叩き出すと、続く2回目で18m29(風速・追い風1.3m)と更に記録を伸ばしたのです。

(実はこの3年前、1992年のバルセロナ五輪でアメリカのマイク・コンリー選手が18m17を跳んだのですが、この時は追い風2.1m・・・あと0.1m風速が弱ければ、これが公認記録として世界初の大台突破でした。 これも〝運〟ですネ。)

この記録は、21年経過した今でも破られていません。

 ※その世界新記録達成の瞬間映像は、こちら。(↓)
       https://www.youtube.com/watch?v=rgHYUDoG8_A


        


 エドワーズ選手は、その後2000年のシドニー五輪でも金メダルを獲得し、大英帝国勲章とサーの称号を授与された、イギリスの誇る名選手。

陸上競技界のトップ選手は殆どが黒人選手の中にあって珍しく白人であり、身長183cm・体重72kgと日本人と大して変わらぬ体格。

また100mの最高記録は10秒48、走り幅跳びが7m41と、決して突出した記録は持っていません。

にもかかわらず、なぜ夢の大台を大きく更新できたのか?

私が思うに、それはスピードと跳躍のバランスが良いからではないかと。

もともと、この三段跳びは日本のお家芸でした。

1928年のアムステルダム五輪で織田幹雄選手が15m21を跳んで、日本人初の金メダルを獲得すると、4年後のロサンゼルス五輪では15m72で南部忠平選手が、そして更に次の〝前畑ガンバレ〟で有名な1936年ベルリン五輪では田島直人選手が16m00で優勝し、日本人が3連覇しているのですから。

単にスピードが速かったり遠くに飛べるだけでは勝てない三段跳びは、体格的に不利な日本人選手にも勝てるチャンスがあるのかもしれません。

とは言え現在の日本記録は、今から30年前・1986年に田島訓史選手が出した17m15…世界とは1m以上の差が。

男子体操も復活したのですから、是非三段跳びも・・・と期待したいところですが、果たして?扇子


             人気ブログランキング



スポンサーサイト



コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック