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箱 型

今では、老若男女を問わずガラケーやスマホで写真を撮るのが当たり前ですが、昭和時代はフィルム交換するカメラしかありませんでした。

使い方が難しく、撮影係は大抵お父さんでしたが・・・その流れを大きく変える画期的な商品が、今からちょうど30年前の今日・1986(昭和61)年7月1日に発売されました。 それは

 『写ルンです』

そう、富士フィルム社が開発した、〝レンズ付きフィルム〟。
(一部では 『使い捨てカメラ』 と呼ばれていましたが、それは正しくないのだそうな。)


      

難しいカメラ操作をシンプルにし、かつ軽量化を目指した結果、キャラメル箱のような製品に。

中高年の方なら、一度は手にした経験があるのでは?


そして、この変わったネーミング・・・実は当初案では忍者ハットリくんをモジッた 『パッ撮りくん』 だったそうですが、開発チームでの評判はイマイチ。

名前が決まらぬまま迎えた会社幹部への新商品プレゼンの際、上司に




「本当に写るのか?」


と聞かれた開発責任者が、咄嗟に答えた


「写るんです!」


から、ルンルンな気分を出すため真ん中をカタカナにして命名された・・・という、ウソみたいなエピソードが。あせあせ


発売当初はISO100の24枚撮りだけだったのですが、重たいカメラを持ち歩く必要がなく、観光地で買って気ままに撮れることから、爆発的な売り上げを記録。

それを見て他メーカーも参入し、望遠・パノラマ・フラッシュ・セピア調・防水ケース等々、次から次へと様々な装備が加えられていきました。


フィルム感度も、今ではISO800、1600など〝使い捨て〟とは思えない性能に進化。

         

何だか当初のコンセプトから随分と変わって高級になってしまいました。

しかし現在は
デジタル・カメラやカメラ付き携帯電話が普及しており、この商品の売上は残念ながらすっかり停滞。

品揃えは大幅に絞られましたが、それでも生産中止にはなっていません。

というのは、デジカメ等で撮影された画像はPCで簡単に修正できてしまいますが、フィルム(ネガ)は素人だと簡単に修正できないため、証拠写真としての利用価値が高いのだとか。

開発元の富士フィルム社は、社名にフィルムと入っていながらデジカメも生産しており、最近では化粧品・サプリメント分野にも進出。

しかしインスタントカメラで有名なポラロイド社は、あくまで基幹商品に拘り続けた結果、倒産の憂き目に・・・。

※ポラロイド社に関する過去記事は、こちら。(
   http://ameblo.jp/warmheart2003/entry-12086905043.html


ひとつのヒット商品だけでは企業の存続は難しい。

常に新商品・新発想を生み出さないと、生き残れない。うー


カメラの歴史は、それを私たちに教えてくれていますネ。





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