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通 路

東京都庁を始め、いくつもの高層ビルが林立する副都心に向かう人々が利用する、新宿駅・西口。

行かれた方はご存じだと思いますが、改札を降りて歩いていくと、大きなロータリーがあり、その周辺に広いスペースがあります。

        

写真のロータリーの道路下がその部分なのですが、1966(昭和41)年に完成した当時は『新宿駅西口地下広場』といわれていました。

でも現在の名称は、『西口地下通路』・・・この変更のキッカケとなったのが

 フォークゲリラ集会

でした。

今はすっかりブームが去ってしまいましたが、半世紀前の日本ではフォークソングが大流行。

岡林信康さんやフォーク・クルセダースらが人気を博していましたが、1968年頃からこの西口地下広場にギターを持った若者が毎週土曜日に集まり歌い出しました。

そこで一緒に歌ったり聴きにくる若者が徐々に増え、数千人が西口広場を埋め尽くすほどに・・・。




       


しかし歌っている若者の多くは、翌年に控えた安保条約更新に反対する〝ベ平連〟(ベトナムに平和を!市民連合)を中心とした左翼活動家たち。

彼らの殆どは実際には手にしたギターをまともに弾けなかったあせあせ そうですが、集団心理の為せる業なのか、若者は彼らの叫び声に熱狂。

まさに昨年国会前で安保法案反対を叫んでいたバ〇者と同じ・・・時代は繰り返すというか、共産党や極左団体のやり口は半世紀前と変わらないってことでしょうか?

救いは、この当時に比べ今は彼らに踊らされる若者が圧倒的に少ないことですが。

危機感を抱いた政府は今から47年前の今日・1969(昭和44)年6月27日に機動隊を投入し、広場に集まった若者数千人を排除し、64名を逮捕するという実力行使に出ました。

そしてその翌日、西口広場は西口〝通路〟に呼称変更。
つまりは道路交通法を適用し、立ち止まったり集会を出来ないようにした・・・というわけ。

その後この西口では1980年にバス放火事件が起きたり、20年前の1996年1月にはホームレス強制排除事件も。

※バス放火事件に関する過去記事は、こちら。(↓)
  http://ameblo.jp/warmheart2003/entry-11252759343.html



現在、西口通路を副都心方面に歩いて行くと、道端には円筒を輪切りにしたようなオブジェ(?)がズラッと並んでいます。

        

これは明らかにホームレスが寝たり座ったりできないようにするためのもの。

一部に批判はあるものの、このおかげで環境が良くなったことは否めません。

新宿西口は、呼称変更を含め時代の変遷を目で確かめることが出来ます。

あっ、そういえば、こんな〝目〟が西口通路に登場したのも、フォークゲリラ事件の翌年でしたっけ。あせあせ

     

       





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