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食 育

今日は、日付の語呂合わせから

 飼育の日

なのだそうです。


ご家庭でペットを飼っていらっしゃる方も多いですが、今日は特に可愛がってあげてください。

・・・と言っておきながらこういう話題を持ち出すのは如何かとは思いますが、動物の飼育に関して是非お子さんを含めご家族で考えていただきたい話があります。


皆さんは、

『豚のPちゃんと32人の小学生-命の授業900日

                          (ミネルヴァ書房・刊)

という書籍をご存じでしょうか? 

既に13年前に発刊されている若干古い本なのですが・・・。

      


著者は、若い小学校教師・黒田恭史氏。 

彼が教育現場で実体験したノンフィクションです。

1990年、大阪の山間に位置する小学校に新任教師として赴任した彼は、かねてより心中密かに温めていた〝生徒に豚を飼わせる〟ことを実行に移します。

但し飼うだけではなく、それを食べることを最終目的として・・・。


豚の寿命も、またどこまで大きくなるかも分からぬまま、勢いで始めたこの試みには様々な難題が次々と降りかかりますが、保護者や周囲の協力者のおかげで何とか継続。

しかし生徒たちが卒業が見えてくる6年生になると、生徒たちからは 「そのまま飼い続けるべき」 という意見が出始め、やがてはクラスが真っ二つに割れる事態に。


さあ、果たしてPちゃんの運命やいかに?


黒田氏の文章は何の虚飾もなく淡々と事実が語られており、Pちゃんの飼育を通して子供たちはもちろん、黒田先生自身が成長していく過程を率直に描き出しています。


この授業に関しては 「残酷だ」 とか、「教育ではない」 という批判があったようですが・・・私は少なくともこの試みを実行に移した黒田教諭の熱意と、それを許した学校側に敬意を表します。


確かに、家畜であったはずの豚に〝Pちゃん〟という名前をつけてしまったことで実質的にはペット飼育になってしまったことや、ズルズルと3年近く飼ってしまったことが、本来の目的から若干外れてしまった要因だとは思います。

でもこの経験をした生徒達は、しなかった子供たちに比べて遥かに深い経験と学びを得られたはず。


ちなみに同書には、要所要所に当時の生徒達が書いた作文が掲載されているのですが、子供たちの素直で感受性豊かな文章に、ハッとさせられます。

たとえば、「水は生き物か?」 という設問に対する彼らの回答は実にユニークでしたが・・・皆さんなら、どう答えますか?


また映画化もされていますので、もしご家族で話し合いたいという方は、一緒にご覧になるもよろしいかと。 作品名は

 『ブタがいた教室』 (2008年公開)

          


担任教師役の妻夫木聡さんが誠実そうで、そして何となく頼りなさそうな良い味を出しています。

但し実際は3年近い飼育期間を1年に短縮しているなど若干原作とは設定が違いますので、できれば原作を読んだ上でご覧になる方がよろしいかと。


現在の学校現場ではまず実現不可能なこの飼育・・・いや〝食育〟に関して、皆さんやお子さんはどうお考えになるでしょうか?


えっ? そんなことより、お前はPちゃんを食べることができるのかって?

もちろん、食べ・・・いや、謹んでいただきますョ。  多分。 ブタ ブヒッ


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