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視 座

新年度に入ってから10日余り・・・新入学・新社会人そして転勤と、新天地で希望に胸を膨らませている方も多い事でしょう。

しかし中には「こんなはずじゃなかった」とか「こんなところに飛ばされて・・・」とガッカリし始めている方がいるかも。

今日は、そんな方にやる気を奮い起こしてもらうべく、月刊『致知』5月号の巻頭エッセーを抜粋・編集にて以下にご紹介致します。

          ◆     ◆     ◆     ◆

課長のMはある日、専務に呼ばれて 「地方営業所の立て直しをやってくれ」 と指示された。

その営業所は立て続けに5人も所長が替わっていた。
そのうち3人は、そのまま会社を去っている。

「あの人、あそこに行くの? 左遷だね。」

社内の誰もが言った。 M自身もそう思った。

帰宅して妻に話した。 「どうしてあなたがそんな所へ」と泣き叫ぶかと思ったら、ニコニコ笑って

「難しい営業所らしいけど、何とかなるわョ。 行くのが楽しみ。」

と言った。 

「だってあなた、今の会社が好きなんでしょ。 

社長さんを尊敬しているんでしょ。」

のしかかっていた暗雲がいっぺんに吹き飛んだ。 Mの覚悟は決まった。

就任3年、Mはメキメキと業績を伸ばし、売り上げで全営業所のトップとなって所長会議で表彰された。

これは左遷だ、と思い込んだままなら、こういう結果にはならなかったに違いない。 

妻の一言を契機に、Mは視座を高めることで自暴自棄にならず、運命を好転させたのである。


          



『武士道』で有名な新渡戸稲造は、35歳の時に大病をした。

 ※新渡戸氏に関する過去記事は、こちら。(↓)
 http://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10327365025.html


治るには8,9年はかかる、というのが医師の見立てだった。

彼が絶望に打ちひしがれたのは当然だろう。

だが、「いや、病気も修養の種にすればよい。
病から得るものはある。」 と見方を変えたら、今自分は人生の半ばにきて一休みしているのだ、という気持ちになった。

そう思って療養していると1年ほどで治り、37歳の時に『武士道』を著すまでに元気が回復した、という。

病気に対する視座を高めることで新渡戸の運命は大きく変わったのだ。

視座が低いと人は状況や環境に振り回される。
視座を高めることで人は打つ手が見え、状況や環境を変えていくことが出来る。

言いかえれば、視座を高めない限り人は運命を高めることは出来ない、とも言える。

視座を高めることは、人生の大事である。

          ◆     ◆     ◆     ◆

『燕雀安(いずく)んぞ鴻鵠の志を知らんや』 という諺がありますが、まさにそのことを指しているように思います。

低空をピーピー鳴きながら飛び回る小鳥ではなく、悠然と高い空から下界を見つめる鷲や鷹でありたいものですネ。扇子





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