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謝 罪

昨日、先進7ヶ国外相会合が広島で行われ、各国の外相が原爆資料館を訪問した後に原爆戦没者慰霊碑に献花を行いました。

戦後70年にして、ようやく核保有国の外相が人類史上初の原爆被災地を訪れたわけですが、特に広島・長崎に原爆を投下したアメリカの国務長官が現役閣僚として初めて平和記念公園を訪れたのは画期的な事であり、ケリー長官が芳名帳に記した


「世界中の全ての人がこの資料館を見て、その力を感じるべきだ。」

「この資料館は、われわれに核兵器の脅威を終わらせる責務だけでなく、戦争そのものを避けるため全力を注ぐ義務があることをあからさまに、厳しく、切実に思い出させる。」

という言葉には、非常に重みがあります。

この訪問が、伊勢志摩サミットの際にオバマ大統領が広島を訪問する地ならしになることを期待します。

しかし一方で、同行したアメリカ高官が、

「約14万人が犠牲となった米軍による広島への原爆投下について、長官が公式に謝罪することはない」

と言明したように、ケリー氏の口から謝罪の言葉はありませんでした。

このことに関し、皆さんはどう思われたでしょうか?

          

                 献花するケリー国務長官

いろいろな意見があるでしょうが・・・私は日本人として感情的には受け入れ難いものの、外交姿勢としては当然のことだと思います。

アメリカは戦後から終始一貫「原爆投下は戦争を早期終結させた」と主張していますから、それを踏襲しているだけのこと。

つまりは、ブレていないとも言えます。

この外交姿勢こそが、世界最強国のアメリカを支えている背骨なのかもしれません。

では翻って、我が国の外交はどうか?

良い意味で〝柔軟〟と言えますが、諸外国から見れば背骨のない軟体動物というか、その場しのぎに終始しているというか・・・。


その端的な例が、従軍慰安婦問題でしょう。

ありもしない強制連行を朝日新聞が吉田某の偽証を基にでっち上げ、半島で問題化され始めた時に明確な否定をせず、挙句に相手国政府の口車に乗ってさもその事実があったかのような談話を発表したことで、それから20年以上経過した現在も食いつかれたまま。

もしこの問題が取り沙汰された時点で強硬に否定していれば、違った展開になったことは間違いないでしょう。

また首相が靖国参拝を見合わせているのも、日本側は「外交に配慮した」と言いますが結果的には「日本を屈服させた」
と隣国を勢いづかせるだけ。

更には、昨日の原爆ドームの訪問も日本側が予定したものではなく、ケリー長官の発案で急遽実現したというのですから、呆れます。

そんなことは日本側から提案すべきことでしょう。
一体、何を遠慮しているのか・・・。

日本には〝沈黙は金〟という諺がありますが、こと外交において〝沈黙は敗北〟を意味し、ひとたび謝罪をすればそれを半永久的に外交交渉の切り札にされるのです。

外交と交通事故は、先に謝った方が負け。

ケリー長官が岸田外相と会談した際に、

「今回の訪問は、過去についてのものではない。 現在と未来のためだ。」

と語ったとのこと。

悔しいですけど、相手に付け入る隙を与えない見事なコメントと言わざるを得ません。

日本にも、これくらいのセリフを吐ける政治家が出てこない限り、外交では勝てないでしょうネ。
うー




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