FC2ブログ
真 緑

カクテル光線に照らされて一面緑鮮やかに輝くグラウンド・・・今では全国そこかしこに目にする人工芝。

これを日本の野球場で初めて敷設したのは、

 後楽園球場

その完成・お披露目が、今からちょうど40年前の今日・1976(昭和51)年3月13日のことでした。


      

人工芝の発祥はアメリカ。

1965年に世界初の屋根付き野球場・アストロドームが誕生しましたが、当初は透明性の高い屋根をつけて天然芝を採用していました。

しかし芝が枯れてしまったため、人工芝を敷設したのです。

この人工芝は〝アストロターフ〟と名付けられ、天然芝のように痛まず維持コストが安いことからアメリカンフットボールと兼用のスタジアムを中心に続々と導入されました。

日本では1969年に呉羽化学(現・クレハ)が開発に成功し、アメリカの人工芝ブームに乗って後楽園球場が導入。

以後新設の横浜スタジアム(1978年)、西武ライオンズ球場(1979年)、また既存の阪急西宮球場(1978年)、平和台球場(1979年)、神宮球場(1980年)等々、急激に人工芝への張替が進みました。


1977年に大学に入り、野球をやっていた私は何回か巨人戦を観に後楽園球場へ足を運び、綺麗な人工芝を目にして、(一度は人工芝グラウンドでプレーしてみたい!) と願ったもの。

そして後楽園球場ではなかったものの、大学リーグ対抗戦の選抜チームに選ばれ、完成したばかりの横浜スタジアムのマウンドに立った時は、感動しました。


     ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-横スタ

ただ当時は人工芝専用のスパイクなんてありませんでしたから、いざプレーしてみると見た目の美しさとは裏腹に普段と違って何となく滑りやすくて思い切ったプレーが出来なかった記憶がありますが・・・。


皆さんは天然芝と人工芝、どちらがお好きですか?

私はプレーするなら天然芝、観戦は人工芝・・・かナ。

しかしこの人工芝、日本で急速に普及していった1980年代を境にアメリカでは逆に天然芝への回帰が始まりました。

その原因は、当時の人工芝が薄くコンクリートの下地の衝撃が選手たちの足腰の負担となりケガが多くなったこと。


(元ヤンキースに在籍した松井選手も、日本に戻ってプレーする気はあるか? と問われて、「ヒザの悪い自分は、人工芝の多い日本でプレーできない」 と答えたことがありましたし・・・。)

また原点回帰が叫ばれたこともあって徐々に天然芝に張替をする球場が増え、現在メジャーリーグの本拠地で人工芝を採用しているのは、たったの2ヶ所だとか。

しかし高温多湿かつ雨の多い日本ではそうも行かず、12球団の本拠地の内10ヶ所が人工芝を採用しています。

ただそこは技術立国の日本・・・人工芝の改良が進み、ロングパイルの限りなく天然芝に近い素材を開発。

現在では野球だけでなく、サッカーやラグビーも人工芝での試合が行われていますが、最近ちょっと心配な報道が。

それはアメリカで人工芝の充填剤に使われている(廃タイヤが原料の)ゴムチップに発がん性物質が含まれており、それが経年劣化して粉塵となって空中に飛散し、選手がそれを吸い込んで肺ガンになる危険性があるというもの。


もしそれが本当だとしたら、改良して張り替えるなり天然芝に切り替えるなりと、大変なことになりそう。うー

今後の詳しい調査が待たれます。


スポンサーサイト



コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック