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筆 記

皆さんは、裁判の傍聴をした経験があるでしょうか?

私は残念ながらまだ未経験なのですが、行くとしたら当然自分の身内や友人が関わるか関心のある事件について傍聴するはず。

となれば、当然要点を書き留めたりするはず・・・ところが、この法廷でのメモが27年前まで禁止されていたんです。

1989年3月8日に、俗にいう

 法廷メモ訴訟

の判決で、最高裁がそれを認めるまでは。

それまで法廷内でメモを取れたは、記者席に陣取る記者のみ。

その他のフリー・ジャーナリストや傍聴人は、ただ座ってジ~ッと聞いているしかなかったのです。

「それは、おかしい」 として法廷内のメモを認める許可を求めた裁判を起こしたのは、日本人ではなくローレンス・レペタ(Lawrence Repetaというアメリカ人弁護士。

        


日本通の彼が経済法の研究のため、所得税法違反事件の公判を傍聴する際、メモを取る許可を裁判所に7回求めたものの、いずれも却下されたのだそうな。

そこでセペタ氏は憲法21条で認められている国民の知る権利を根拠に、国家賠償法に基づく損害賠償を求めて提訴。

損害賠償を求めるところが、いかにもアメリカ人らしい・・・と個人的には思いますが、しかしこの訴えは一審・二審とも棄却。


しかし諦めないレペタ氏は最高裁に上訴し、結果賠償請求は棄却されたものの

◆ 傍聴人のメモが訴訟の運営を妨げることは通常は有り得ず、
特段の事情がない限り傍聴人の自由に任せるべきであり、

  それが憲法21条1項の精神に合致する。

◆ 裁判所は、傍聴人のメモに関し配慮を欠くに
至っていることを率直に認め、今後はこれに配慮しなければならない。

とメモを取ることを認めたのです。

最高裁の判断は至極まともに思えますが、こんな当たり前のことをなぜ下級審が認めなかったのか、実に不思議。

メモを取られると、裁判官の気が散るんでしょうか?

いずれにせよ、この判断が同日午前10時に下された直後、全国の裁判所に掲示されている 『傍聴についての注意』 から、一斉にメモ禁止という条項が消されたそうな。


しかし現在においても法廷内の録画はおろか写真撮影は認められていません。

皆がスマホ等で気軽に撮影している時代なのに・・・。

陪審員制度を導入しているアメリカでは、テレビで生中継するのが日常茶飯事。

弁護士が売名行為(?)で派手なやり取りをする同国のドラマ化した裁判の現状は如何かとは思いますが、そこまでいかずとも私は法廷内の撮影・公開は認めるべきべきだと思います。

被疑者取り調べの完全可視化も未だ実施の目途が立っていない日本の司法制度は、アメリカに比べて大きく遅れていると言わざるを得ませんから。

そもそも人目を忍んでやることって、大抵ロクなことじゃないですしネ。うー






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