FC2ブログ
10 分

イチロー選手・・・もうあらためて説明するまでもない、日本を代表するベースボール・プレイヤー。

彼が小学校6年生の時に書いた作文は有名ですから、ご存知の方も多いことでしょう。

今日は、そのイチロー選手がオリックス・ブルーウェーブ在籍時代に彼の専属バッティング・ピッチャーを務め、後にパーソナル・トレーナーとしてプロ野球選手の指導にあたり、更には中学硬式野球チームの強豪・宝塚ボーイズを結成した現・NPO法人 ベースボールスピリッツ理事長 奥村幸治氏が月刊 『致知』 3月号誌上で語った彼のエピソードを、以下に抜粋・編集にてご紹介致します。


          ◆     ◆     ◆     ◆

私(奥村氏)がメンタルトレーニングの勉強をしていた時のこと。

イチロー選手を捕まえて、メンタルトレーニングについてどのように考えているのかを尋ねてみた。 すると彼はひと言、

「メンタルを鍛える、つまり心を鍛えるっていうのは、自分に必要なことを続ける努力をすることじゃないですか。」

私はその答えに興味を抱き、更に質問を続けた。

「今までに、これだけは絶対誰にも負けていないと胸を張って言える努力って、何?」

彼の答えは、

「高校の時に寮に入っていた3年間、僕は寝る前の10分間素振りをしていました。 そしてそれを1年365日、3年間欠かさず続けました。
それが僕の誰にも負けないと思える努力です。」

この話を聞きながら、私は高校時代にどんな努力をしてきただろうか、と自らに問いかけた。

「今日は家に帰ったら300回素振りをしよう」 とか 「今日はいつもより多く走ってこよう」 といった努力はしてきたが、彼のようにこれだけは絶対にやらなければという思いで続けてきたことは何もなかったことに気付かされた。

しかし、この話には後日談がある。


         


つい最近、私の講演を聞いていたイチロー選手の高校時代の先輩に声をかけられ、その講演で触れた〝10分間の素振り〟について話題が及んだ。


「やっぱり本当なんですか?」


と尋ねた私は、その先輩の答えに驚いた。

「10分間の素振り・・・あれは、最低10分だからネ。
 やり続けると1時間で2時間でもやっていましたょ。」

イチロー選手は既に高校生の頃には一度自分で決めたことを、決してゼロにはしなかった。

そうやって心を鍛えてきた事実に、私は新たな衝撃を受けた思いだった。

          ◆     ◆     ◆     ◆


かつて打撃の神様といわれた川上哲治氏も現役時代は枕元にバットを置き、寝ている最中でもヒントが頭に浮かぶとすぐ飛び起きて1時間以上素振りを繰り返したとか。

また若き日の王選手もどんなに銀座で飲んでいても必ず荒川コーチの自宅を毎晩訪れ、時には明け方まで素振りを繰り返し一本足打法に磨きをかけたとか。

天才とは、〝類稀なる才能を、凡人には出来ない努力を積み重ねて磨いた人〟を指す言葉のようです。


スポンサーサイト



コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック