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出 番

先週、年に一度のお楽しみ・・・N響の第九演奏会に女王様と共に行きました。

今年はうっかりチケットの販売開始日を忘れていて出遅れてしまい、ここ数年行っていたサントリーホールが取れず、久しぶりにNHKホールへ。

        

指揮者が毎年違うこともこのコンサートを聴く楽しみのひとつなんですが、今年は私より4つ年下、ソビエト(エストニア)出身のパヴォ・ヤルヴィ。

非常に統率が取れていて、かつメリハリの効いていて、中々良い演奏でした。

この指揮者、横顔がブルース・ウィルスによく似ていて、私はなんだかクリスマス時期と相まって『ダイ・ハード』のマクレーン刑事がタクトを振っているみたいに見え、なんだかおかしくて前半は彼の動きばかりに目が行ってしまいました。

女王様にそう言ったら、彼女自身は〝鍛えていないプーチン大統領〟に見えたとか・・・皆さんの目には、どう映るでしょうか?あせあせ (


        


さて、この第九コンサートには、毎回新しい発見やハプニングが付き物なんですが…今年もありました。

今回チケット入手が出遅れたため、前から3列目とはいえかなり右側の席しか取れず。

毎年指揮者によってオーケストラの配置は変わるのですが、今回は通常ステージ右側にいるチェロやコントラバスが左に置かれた関係で、私たちが座った席の真ん前には、トロンボーン奏者が丸見え。

下の写真は2年前のもので配置は若干違いますが、右端にいるのがトロンボーンなのは同じですから、私との位置関係はお分かりいただけると思います。

 

第1,2楽章まではマクレーン刑事の指揮ぶりに見とれて(?)いた私ですが、第3楽章に入った辺りから、ふと正面にいるトロンボーン奏者に気になり始めました。

というのは、彼らはトロンボーンをスタンドに立てたまま、ジ~ッと佇んでいるだけだったから。

             

このトロンボーンは元々ミサなどの教会音楽に使われていた楽器ですが、初めて交響曲のパートとしてオーケストラに加えたのが、実はベートーヴェン。

有名な交響曲第5番『運命』で、初めて使われたのです。

とはいえ、演奏する時間は長くなく、第九でもあまり目立たない存在。

それは知っていましたが、いざ目の前でただ座っている奏者の姿に気がつくと、今度は

(一体、いつ吹くんだろ?)

と、気になって仕方ありません。

耳では演奏を聴いていても、目は殆ど彼らに釘付け・・・しかし第3楽章に出番はなく、第4楽章に入っても、じっとしたまま。

そして合唱が始まると、やっとスタンドに立てたトロンボーンからマウスピースを外したり、スライドを動かしたりと動きが。

(おっ、いよいよ出番だナ。)

と注目していると、合唱の第二主題の出だしから、いきなりフォルテで強烈な吹きっぷり。

あれだけ長い待機時間の末にほぼ独奏のような状態での出番でしたから、奏者はかなり緊張したことでしょう。

それが証拠に、それまではしかめっ面で待っていた奏者が、吹き終わってスタンドにトロンボーンを戻したときは、すっかりリラックス・ムード。

見ていた私も、ホッとしました。

オーケストラには、いろいろなドラマがあるものです。

※お時間のある方は、カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏で、そのパートをお聴きください。 55分55秒あたりから聞こえる金管楽器の音が、トロンボーン・・・画面でも少し登場します。(

      https://www.youtube.com/watch?v=KIUlUSWfILU


ところで、ハプニングといえば、ひとつありました。

この第4楽章の『合唱』が始まる直前、観客席の真ん中あたりから中年男性がダウンジャケットを手にコソコソとステージ前を通って会場から出て行ったのです。

コンサート中は携帯の電波は遮断されていますから緊急連絡など入るはずもないのに、一番イイところでなぜ?

私は瞬間的に、(もしかして、爆弾テロ?)と思いました。

女王様も同じことを考えたようですが・・・幸い何事もなかったとはいえ、非常識な行動は取ってほしくないもの。

人気アイドルのコンサートとは違って、会場入口での手荷物・身体検査は何もしていませんでしたが、今後はある程度する必要があるかもしれません。

全く、イヤな・・・というか、不安な世の中になったものです。うー



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