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今から41年前の1974年11月、田中角栄氏が金権政治の批判を浴び退陣。

その跡目を争ったのが、福田赳夫・大平正芳・三木武夫の3氏でしたが、結局〝椎名裁定〟によって総理のイスに座ったのは、三木武夫氏。

その三木新総理が、就任早々の同年12月26日に行ったのが、自らの


 資産公開

でした。

彼の取り柄は田中氏との対比を鮮明にした金に関して〝クリーン〟だったこと。

自らの財布の中身をオープンにすることによって、国民の支持を得ようとしたわけです。


それから10年後の1984年には、第2次中曽根内閣が大臣規範により総理や国務大臣の資産を公開。

そして1992年には国会議員資産公開法 (正式名称:政治倫理の確立のための国会議員の資産等の公開等に関する法律) が制定され、国会議員の資産も公開されるように。

法律では毎年12月末時点での資産を翌年4月に議長宛てに報告することを義務付けています。

毎年マスコミによってそのランキングや、注目議員の資産内容が報道されますが・・・皆さんはそれをどのように見ていらっしゃるでしょうか?


           

                  三木 武夫 氏

私は、この資産公開に関しては冷ややかに見ています。

その理由としてはまず、この法律がいわゆる〝ザル法〟であること。

同法で公開を義務付けられている資産には、

 ◆ 普通預金
 ◆ 配偶者・親族名義の資産

が含まれません。

また借入金も報告しなければなりませんから、相殺されて〝資産0〟という議員が何人も出てきてしまいます。

これで実態が明らかになっている、とは到底言えないでしょう。

それから、もうひとつ。


資産額と議員の政治手腕は関係ない、ということ。

確かに同法の成立目的である〝国会議員の資産の状況等を国民の不断の監視と批判の下におくため、国会議員の資産等を公開する措置を講ずること等により、政治倫理の確立を期し、もって民主政治の健全な発達に資すること 〟自体は、ある程度達せられるかもしれません。

しかし国民の多くは、この報道を野次馬的というか(現在は公表されていませんが)高額納税者番付を見るような興味半分・やっかみ半分で見ている気がします。

また 【資産がない → お金にクリーン → 政治家向き】 という安直なイメージを有権者に植え付ける危険性も。

もちろん、資産があるから政治家として有能だとも言えません。

あの毎月母親から莫大なお小遣いもらっていた宇宙人がどんな政治家だったかを考えれば、納得いただけると思います。

以前から申し上げていますが、私は政治家に潔癖さなど求めません。
求めるべきは、国家の領土・領海を守り、国民の生活を安定させること。

それが出来る人であれば、個人的な資産内容はどうでもいいのです。

果たして国会議員の資産公開が、どれ程国民に有益なのか・・・皆さんは、どうお考えになるでしょうか?



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