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母娘鷹


今、日本のテニス界は錦織圭選手の活躍で人気が上がっていますが、彼の登場する以前にコートで頑張っていたのは、杉山 愛 選手

世界ランキングではシングルス8位、そしてダブルスでは1位にもなったことがある、まさに日本を代表する女子テニスプレーヤーでしたが、彼女をコーチとして支えたのが母・杉山芙沙子さんだったことは有名ですネ。

よく親がコーチをすると、『巨人の星』の一徹・飛雄馬・・・あっ、彼らは架空の人物ですが、プロゴルファーの中島常幸選手を育てた父・巌氏のように、スパルタ・猛特訓になりがちですが、杉山母娘の場合は女性でもあったせいか、そういう関係ではなかったようです。

その母・芙沙子さんの『一流選手を育てる親の共通項』というエッセーが、月刊『致知』1月号に掲載されていましたが、その中から印象的な部分を以下にご紹介致します。

          ◆     ◆     ◆     ◆

子供が一流選手になるためには、資質というものも当然必要になってきますが、それだけでは闘っていけないことも事実です。

そこで問われるのは何かというと、〝人間力〟です。

人を思いやれる心とか、人に感謝できるといった人間的資質も磨いていかなければなりません。

実際、若手アスリートの親御さんから話を聞いたところでは、自分の子供が十代の頃にどこかの大会で優勝できたから 「この子はプロに行ける」 と思った方は誰もいませんでした。

何が決め手になったかというと、もっと人間的な部分で 「あっ、この子はプロの世界でやっていける」 と思う瞬間があった、というのです。

愛の場合もそうでした。 


これは彼女が2年間通信制高校で勉強していたときのことです。

提出したレポートが戻ってきた際、先生のコメント欄には 「こ
のレポートはおまえが書いたんじゃないだろう」 という趣旨のことが書かれていました。

当時はまだメールとかがない時代で、彼女はツアーで世界中を回りながら疲れて眠い時でも一所懸命に書いていたのを見ただけに、「これはないだろう」 と思い、彼女に見せるか見せないか悩んだことがありました。

        



結局、見せることにしたのですが、それを見た彼女が一言、

「ママ、この先生、可哀想だね。きっと何人もの人に裏切られてきたんだょね。」

と口にしたのです。 そして

「きっといいレポートだなと思ったら、何年か前の先輩のものだったり、どこかのコピペだったり、きっといろんな目に遭ったんだょ。 可哀想な先生だね。 まぁいいじゃん。」

<と。 私は驚きました。 


これだけキチッと相手の立場に立ってコメントができることに。 

その先生がどう評価しようと自分で書いたことに間違いはないわけで、大局的に問題ないこをと無視できる判断力。

当時彼女は17歳でしたが、私はこのコメントを聞いて、「これなら、この子はプロでやっていける!」 と感じたのです。

自分の子ながら、きっと魅力的な選手になるだろうなと思ったものです。

          ◆     ◆     ◆     ◆

もし私がズルしたと疑われたら、教師のところに飛んで行って恫喝・・・いや猛抗議するところですが、さすが世界の一流になる選手は、〝心〟が違うんですネ。 それに

「親になると成長すると言われますが、単に子供が生まれて親になっただけでは、もったいないです。

親になったからこそ、子供と一緒に成長することを楽しんでもらいたい。」

と仰る芙沙子さんも、さすが。

まさに〝この親ありて、この子あり〟。

見習いたい心がけです。笑2



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