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実 話

それは、全くの偶然でした。

たまたまテレビのチャンネルをザッピングしていて洋画専門チャンネルに切り替わった時、変わった教室の光景が目に入ってきて、リモコンを押し続けていた親指の動きが止まりました。

それは、高校生くらいの大人しそうな男子学生が、自分の日記をクラスメートの前で訥々と読んでいるシーン。

その内容が実に悲惨な自己体験を綴ったもので、読み終わった直後、彼はクラスメートにハグされていたのです。

私はクラスメートがその苦しみを共有している場面にグッときてしまい、その後引き込まれるように最後まで観てしまいました。

この映画の主役は、そのクラスを担当する女性教師だったのですが、観終わった時に

(これは良い映画だったナ~。)

と感じてネットで調べたところ、これが実話を映画化したものと分かってビックリ。


DVDがたった1,000円で売られていることを知り、通販で即購入して最初から観直したのですが・・・いやァ、あらためて感動しました。 

実話を映画・ドラマ化した学園モノは 『コーチ・カーター』 とか 『スクール・ウォーズ』 などいくつもありますが、個人的にはその中でも最高クラスだと思えるその作品とは、

   『フリーダム・ライターズ』 

 (原題: The Freedom Writers Diary


        

日本でも2007年に公開されていますので既にご覧になった方もいらっしゃるでしょうが、恥ずかしながら私はこの映画は一切知りませんでした。

物語は、人種差別に絡んだ〝ロス暴動〟が起きた2年後の1994年に、
そのロサンゼルス郊外の公立高校に新米の英語(ってことは、アメリカの国語)教師として赴任したエリン・グリーウェルさん 〔映画の中では〝ミス(Ms).G〟〕 が、荒れ放題のクラス・203教室を受け持つところから始まります。

白人・黒人・ヒスパニック、そして東洋系と様々な人種の生徒で構成され、それも殆どが銃を突き付けられた経験を持つという日本では想像もできないようなクラスを、彼女が孤軍奮闘しながらまとめていくというストーリー。

ホロコーストを知らない生徒たちに 『アンネの日記』 を読ませ、アウシュビッツの生き証人から話を聞く機会をつくり、更には皆で資金を作ってアンネを匿った女性本人をヨーロッパから学校に招くなど、生徒たちが勉強に目覚め変わっていく様が描かけています。

しかし彼らは2年生後期になって、彼女が規則で3年生を教えられないことを知り大ショック。

さあ、果たしてミスGはその後も203教室を受け持つことが出来るかどうか?・・・ここから先は是非この映画を観て確かめてください。

主役の女性教師を、『ボーイズ・ドント・クライ』(1999)、『ミリオンダラー・ベイビー』(2004)で2度もアカデミー主演女優賞に輝いたヒラリー・スワンクが熱演。

(※彼女はこの作品の製作総指揮も手掛けています。)


夫役は人気TVドラマシリーズ 『グレイズ・アナトミー』 のパトリック・デンプシー。

また彼女の父親役に 『レッド・オクトーバーを追え!』(1990)、『ボーン・アルティメイタム』(2007)など数多くの映画で活躍してきたベテラン、スコット・グレン。

更にエリン先生と対立するエリンと対立する教科主任役を大英帝国勲章を授与されているイギリすの名女優イメルダ・スタウントンが脇をしっかり固めている秀作。

一方生徒役の殆どがオーディションで選ばれた現役学生たちだったことで、リアリティーが増しています。


そしてこの作品を観た方には、是非原作を読んでいただきたいのです。

日本語訳も出版されているのですが、実はそれが中古市場で8千円前後。ダメだぁ顔

しかし原書のペーパーバックは2,000円未満で通販サイトで売られていたので、こちらをゲット。


        

これは原作というより、女性教師と生徒たちの日記を集めたもの。
ですのでそんなに難しい単語も多くなく、英語でも何とか理解できました。

しかしこれを読むと、生徒たちの置かれた状況は映画より遥かに劣悪かつ悲惨だったことが分かり、愕然。

日本の学校が荒れているといっても、ちょっとレベルが違います。
14,5歳で拳銃を買って、同年代のギャングと街中で銃撃戦をやったりするんですから。

そんな環境の中、離婚という代償を払いながらも生徒たちのために頑張ったエリン先生の凄さにあらためて頭が下がりました。

まもなく年末年始・・・テレビでは同じ顔ぶれの芸人が主演するお笑いばかり。
そんな下らない番組を繰り返し観るよりも、(特にお子様のいるご家庭では)この映画の鑑賞をオススメします。

エリン女史はその後大学で教鞭を執った後、現在は自ら設立したフリーダム・ライターズ財団の運営に携わっているそうですが、我が国にも一人でも多く彼女のような教師が現れてほしいもの。

               

                  Erin Gruwell

その意味で、ホントは権利主張や反日教育ばかりに血道を上げる日教組加入の教師こそ観るべきだと思いますが・・・。うー




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