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評 価 <5>

これは経験に基づく個人的な見解ですが、(会社におけるオフィシャルの勤務評定は別にして)その社員の対外的な評価が最も端的に下される瞬間・・・それは、


  送 別 会


だと思うのです。

損保勤務時、ヒラ社員の人事異動は着任指定日から概ね3~4週間前に発令されていました。


転勤が決まると引越しや子供の転校手続き、更には引継ぎ等々、本人にとってはハードな日々が続くわけですが・・・特に営業社員には、更に取引先から送別会のお誘いもかかります。


その過程や当日の様子で、社員の評価が浮き彫りになるんですョ。


新任地に赴く前夜まで連日送別会でスケジュールが埋まってしまい、ランチまで送別会になってしまう人気者もいれば、誰からも声が掛からなくて、周囲が(本人に内緒で)取引先に頼み込んでセッティングしなければならないケースまで、様々。


中には上司が一生懸命出席を呼びかけたにもかかわらず、担当取引先が40以上もあったのに当日2人しか来てくれなくて、結局「お流れ」になってしまった・・・なんて悲惨な話も聞いたことがあります。ダメだぁ顔


で、送別会では当然酒も入りますし 「これが最後」 という気持ちがお互いにありますから、過去の仕事や付き合いの思い出話、そしてここぞとばかりの〝本音トーク 〟が炸裂することもしばしば・・・。


        ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-ウィスキー


私の部下には、何十人もの取引先が出席してくれた成績優秀な社員がいましたが、なんと担当していないはずの取引先が餞別を持って駆けつけてくれたのを見て、


(そこまで人気者だったんだ!)


とビックリさせられたことがありました。 

また逆にあまり集まりが良くなかった社員は、その少ない出席者から

「オマエ、最後だからはっきり言わせてもらうけどなぁ・・・」

と説教ばかり喰らっていた社員もいましたネ。ダメだぁ顔


見ていて思ったんですが、総じて普段取引先と(筋を通して)ケンカしたり、口論したりしていた社員の方が人気が高く、逆にイエスマン的な社員は一見好かれているようでも、最後にバシッと痛烈な一言をもらったりしていたような気がします。


やはり取引先は、しっかりと担当者を見極めていらっしゃるようです。


 人気 = 信頼感 = 評価


これは〝不変の公式〟でしょう。


じゃあ、オマエの送別会は?・・・ご想像にお任せします、ハイ。


ではビジネスマンとしてもさることながら、〝人間としての評価〟 はどこで下されるのか?


私は社会人になって以降、それは葬儀の時だと思っています。

ご遺族が想定したより遥かに多くの会葬者がお見えになり、元同僚や部下が口々に故人様に対して感謝の言葉を述べられ、それを聞いた奥さまやお嬢様が改めてお父様を見直す・・・葬儀屋稼業を始めて以降、何度もそんな現場を目撃するたびに、その思いは一層強まるばかり

政治家に限らず、人の評価は棺の蓋が閉じた時に下されるのです。

自分の葬式に、果たして何人の方が参列して涙してくれるのか?


私はそれを空から眺めて確かめなければ、安心して成仏できません。 うー 






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