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インスタント

・・・といっても、ラーメンやコーヒーの話ではございません。


技術革新は時代と共にますますスピードアップしていくものですが、私がそれをつくづく感じる工業製品のひとつに〝カメラ〟があります。


フィルム付きレンズ 『写ルンです』 にもビックリしましたが、やはり衝撃度からいえばコレが一番でしょうネ。


 ポラロイドカメラ


従来のようにフィルムを現像することなく、撮影したその場で 〝ジ~~コッ!〟 と画紙が出てきて、あぶり出し(って、若い方は知らないか?)の如く徐々に画像が現れるという、いわゆるインスタントカメラ。

最初にコレを目にした時は、まるで手品を見ているようでしたが・・・
このカメラが発売されたのが、今から67年前の今日1948年11月26日のことでした。


私が生まれる10年前から売られていたとは! 驚き顔 ヘェ~


        
             発売当初のポラロイドカメラ95型    

                 

もともと、この現像を要しない画期的なカメラは、E・H・ランド博士が3歳のお嬢さんに、


「どうして写した写真をその場で見られないの?」


と尋ねられたことが、開発の発端となったのだそうです。


まさに〝必要は発明の母〟・・・というか、〝愛娘を思う父の執念〟ですネ

ハーバード大学を辞めた博士はハーバードの物理学教師ホイールライトと共にランド-ホイールライト研究所を創設し、1937年には社名を『ポラロイド・コーポレーション』に変更。

そして1947年に
『拡散転写法による画像形成とそれに伴う光学機器の開発』に成功すると、その翌年ポラロイドカメラの製造・販売に漕ぎ着けました。


ちなみにPolaroid (ポラロイド)という名は、Polarizer (偏光板) と Celluloid (セルロイド) の合成語なんだそうな。


発売直後からこの全く新しいカメラは爆発的に売れ、社名がそのままこの即席カメラの代名詞となってしまいました。 


(私もしばらくの間、ポラロイドが会社名であることを知りませんでした。)

損保在籍時には、一時期査定担当社員がこのカメラで事故現場や事故車両の写真をパシャパシャ撮っていましたっけ。


          ポラロイドカメラ


しばらくは隆盛を誇ったこのインスタントカメラでしたが、焼き増しや引き伸ばしができないことと画紙単価が高いことがネックとなり、やがては『写ルンです』やデジタルカメラの登場とともに、その存在価値は急激に低下。

ポラロイド社も2度経営破綻し、ブランド名は残っているものの会社自体は消滅してしまいました。


発売から60年余り・・・この一時代をなした画期的カメラの工業製品としての寿命は、果たして長かったのか、短かったのか?笑3


しかし現在でも、富士フィルム社からは〝チェキ〟というインスタントカメラが発売されています。

現在は携帯・スマホで誰でも気軽に撮影出来る時代ですが、このカメラは前述の事故現場の証拠写真や医療分野でその利用価値があるとか。

その理由は、デジカメ画像と違って加工したり改竄できないから・・・なるほど、納得。

開発会社は消滅しても、インスタントカメラは今後も生き残りそうです。





        

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