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第三分野


・・・といっても、ビールの話ではありません。

日は、現在毎日のようにテレビCMで流れている〝ガン保険〟に関する話題です。

現在我が国で民間で販売されている保険は、大別すると

◇第一分野・・・生命保険(終身保険・定期保険など)
◇第二分野・・・損害保険(火災保険・自動車保険など)

この2つに属さない第三分野の保険・・・すなわち医療保険や介護保険などがこれに属しますが、その中で最もポピュラーと言えるのが〝がん保険〟ではないでしょうか?

この保険が日本で初めて発売されたのが、今から41年前の今日・1974(昭和46)年11月15日のことでした。

取り扱ったのは、アメリカンファミリー生命保険(日本支社)・・・つまり現在のアフラック社。

同社はウィリアム、ジョン、ポールのエイモス3兄弟によって1955年にアメリカ・ジョージア州コロンバスに設立されました。

        

小口の生保商品を扱っていて何度も倒産の危機があったそうですが、そんな中で1958年に世界初の〝がん保険〟を開発・販売します。

そして1970年、大坂で万国博覧会開催中に来日したジョン・エイモス社長は、多くの日本人が風邪予防ためにマスクをしている姿を見て、健康に対する日本人の関心の高さに着目。

当時既にガンが死因の第2位になっていた日本への進出を決意したとか。

そして当時損保代理店を経営していた大竹美喜氏(後に同社4代目社長)の協力を仰いで日本で前例のないがん保険の認可を受けるべく大蔵省と折衝を重ね、遂に認可に漕ぎ着けました。

この時期、彼らにとっては追い風が吹いていました。

日米貿易摩擦が問題になっており、生保にも市場開放の波が・・・当時国内生保で疾病保険は特約でしか扱っていなかったことで、第三分野での外資系生保参入が認められたのです。

この第三分野の保険に関しては、日米間の協議によって2001年まで日本国内の保険会社に販売が許されなかったため、その間は外資系保険会社の独壇場。

がん保険分野におけるアフラック社のシェアは最高85%にまで到達し、国内社も参入した現在でも、70%以上をキープしています。

(ちなみに、がん保険の加入率が高いのは世界的に見て日本と韓国だけなのだとか。)

もっとも、私はその垣根が取り払われる前に損保を退職してしまったので、実際にがん保険を販売した経験はありませんが・・・。

それ故に現在販売されている生保商品に関しては、あまり詳しくありません。

元プロの私でさえそうなのですから、一般の方が全ての商品知識を蓄積して自分に最も効率的な保険をチョイスするのは至難の業だと思います。

保険はすぐに役立つものではありませんし、かといっていざという時に役立たなければ加入する意味がありません。

テレビのイメージ広告だけで安易に加入すると、後悔する羽目になるかも。

そもそも〝2人に1人がガンになる時代〟なんて言いますけど、そんな高確率な疾病が保険として成り立つのだろうか? そんな疑問も湧いてきます。

そんな保険に関して疑問のある方には、こんな本がオススメ。


 『がん保険のカラクリ』 (岩瀬大輔・著 文春新書・刊)

       

著者はライフネット生命保険の社長ですが、決して自社商品の売り込みではなく、がん保険を含めた生保の現状を分かりやすく説明してくれています。

著者が経営するネット生保会社には申し訳ないですが、保険の元営業マンの私としては最も自分にマッチした保険に加入するには信頼のおける保険販売員に相談して商品の提案を受けるのが一番だと思います・・・が、皆さんはどういう加入の仕方をなさっていますか?



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