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Dive! <下>


実は、この日の〝スカイダイビング初挑戦〟で最も恐怖を感じたのは、このセスナ機に乗っている時でした。


ダイブ・ポイントは、地上10,000フィート(約3,000m)。


そこまで上昇するのに20分程かかったんですが、所々ガムテープ(!)で補修してある〝おんぼろセスナ〟の機内・・・コクピットの後ろはシートもなくガラ~ンとした空間。 


まるで大きなマッチ箱の中にいる感じだったんですが、そこで私は何もつけずにジ~ッとしているだけ。

私とペアを組むダイバーとパイロット、そしてビデオ撮影するカメラマンは既にパラシュートを装着済み。


ギシギシと音を立てて機体が轢むたびに、


(おいおい・・・今墜落したら、死ぬのはオレだけかョ!)


そう思うと、体は自然と硬直。 無神論者の私も思わず心の中で


(どうか無事に着地できますように・・・。)


と、ただただ神様・仏様に祈るのみ。


何とか無事に降下ポイントまで到着すると、ダイバーが私を手招きしてようやく〝合体〟。


ホッとしたのも束の間、すぐに立ち膝でズルズルと這うように右側のドアに近づき・・・私は地上3,000メートル上空で主翼を支えるポールに右足を乗せて身体を機外に出しました。


目の前2メートルには回転するプロペラ、そして足元の遥か下には砂漠が広がり、


うわ~、た、高っ!)

      


と思ったその時・・・ダイバーのカウントダウンが始まります。


3・2・1・・・GO


ダイバーは機体から手を離し、私は彼ともども真っ逆さま!


Wooooow!


声にならないような叫び声と同時に、鼻水が顔を伝い、風圧でゴーグルがズレていきます。


手足を広げてバランスを取り、体勢が安定すると、同時に飛んだカメラマンがビデオを持って近づいてきて、ハイポーズ・・・って撮影したワンカットが、こちら。


        ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-スカイダイビング

時速約200kmで降下 (新幹線の先頭にくくりつけられると、こんな感じ?) したのは、おそらくほんの20秒程だったのでしょうか・・・バラシュートが開くと同時にドンッという衝撃が身体に伝わり急減速、ホッとした後はゆったりと空中散歩。


私にしてみれば、もっと〝急降下〟を味わいたかったんですけど・・・でも、足元に広がる荒涼とした砂漠の真ん中に緑色の切手を張り付けたようなゴルフ場と、遥か前方に佇むフーバーダムは、今でもしっかりと目に焼きついています。


数分後にズザザザ~ッと無事着地した瞬間の爽快感といったら・・・も~っ、最高!扇子


費用はビデオ撮影のオプション付きで確か$250くらいだったと記憶していますが、十分にモトを取った初体験でした。


ところでこのスカイダイビング・ツアーでは、ふたつ印象的なことが。


まずひとつ・・・同行した仲間の一人が、実は高所恐怖症だったんです。


成田から飛行機に乗ってる間、ずっと青い顔で身体を硬直させていた彼が、

「自分を変えたい!」

と一念発起して、私のスカイダイビング計画に同行志願してきたのです。


飛び終えた私に、「どうだった? 怖くなかった?」 と彼は質問攻め。 


順番が来ると、顔面蒼白でセスナに乗り込んだのですが・・・着地した後は、もう大興奮。


「いやァ~、ナベちゃん。 ここに来て大正解だったョ!」


と晴れやかに語った彼は帰りの飛行機では別人のように元気。

すっかり恐怖症を克服してしまったんです驚き顔 ウソミタイ・・・


そしてもうひとつ。 


この日、私たちのグループとは別に1人でツアーに参加した、いかにも上品そうな50歳半ばの女性がいらっしゃったんです。


(女性1人なんて、珍しいなァ・・・。)


とシャトルバスに乗ってこられた時から気になっていたのですが、順番決めの時も私と一緒に

「最初に飛びたい! 」

って立候補するではありませんか


別のセスナに乗って飛んだ彼女と私はほぼ同時に着地。 後の参加者が飛び終わるのを待つ間、


「どうして一人でスカイダイビングに来られたんですか?」

って聞いたところ・・・


「私はネ、今まで一人で何かに挑戦したことがなかったんですの。

いつも主人について回っていただけで・・・。


で、今回の旅行では絶対に何か一人でやろうって決めてましたのョ。

おかげさまで素晴らしい体験ができましたワ。 ありがとうございます。」


輝くような笑顔で、そうおっしゃったんです。


人間、気持ち次第でいつでも何にでもチャレンジできるんだなァ・・・って、少なからず感動しました。


「自分の限界を超えたい」 とか、「自分を変えたい」 って思っている方は、是非一度スカイダイビングに挑戦してみては如何でしょう?

日本でも、埼玉県などで私のやった〝タンデム・ダイビング〟を32,000円~でできるスカイダイビングクラブがありますので・・・。


私、次回は是非〝単独降下〟に挑戦してみたいです!笑2 





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