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周 回

今でこそ人類が火星に行くことも夢ではなくなりましたが、その宇宙開発の歴史はそれほど長いものではありません。

人類が初めて物体を宇宙空間に飛ばし地球軌道上を周回させる人工衛星


 スプートニク1号
 Спутник-1


の打ち上げにソ連が成功したのが、今から58年前の今日・1957年10月4日のことでした。

第二次世界大戦直後からアメリカは人工衛星の開発を検討していましたが、それはあくまで軍事利用ではなく政治的・科学的アピールを主眼としたもの。

1955年にホワイトハウスが「1958年春までに人工衛星を打ち上げる」と発表。

しかしソ連はそれより1年早い1957年秋までに打ち上げるとライバル意識むき出し。

そして同国がセルゲイ・コロリョフ博士率いるスプートニク(※ロシア語で衛星の意)計画を推進し、予告通り1号の打ち上げに成功したわけです。


人類初の人工衛星は、直径58cm・重量83.6kgのアルミニウム製の球体から長さ2.4mのアンテナが4本一方向に突き出た彗星のような形態。(


     

ところで、この球体の中には何が入っていたと思いますか?

正解は・・・圧縮された窒素。
他に銀-亜鉛電池3個を搭載し、この電力のみで飛行。

軌道に乗った衛星は約1時間30分余りで地球を一周し、衛星の温度を0.3秒ごとに送信し続けた後、92日後の翌年1月4日に軌道を外れて地球に落下、燃え尽きました。

科学的にも成果があったとされるこの人工衛星打ち上げ成功は、それよりも米ソ宇宙戦争の火蓋を切るキッカケとなりました。

アメリカはソ連に対抗すべく、1958年に同国初の人工衛星・エクスプローラー1号の打ち上げに成功すると、両国の宇宙開発戦争に火がつきます。

人工衛星にはやがて動物が、そして人間が乗って地球を周回するようになり、そしてアメリカがアポロ11号で人類初の月面着陸に成功したのは、人工衛星打上げ成功から僅か10年後のことでした。

(※ちなみに日本が初の人工衛星〝おおすみ〟の打ち上げに成功したのは、1970年)

しかしその後開発に莫大な費用がかかることや東西冷戦の終結もあって、やがて宇宙開発は有人から無人へと流れが変わりました。

しかし反面、その開発目的は軍事が主になって事も否めませんが・・・。

最後に、クイズをひとつ。

とはいえ現在はその軍事衛星の他に気象・通信・地球観測・科学等々様々な人工衛星が打ち上げられていますが、ではその数は全部でいくつ?

50? 100? 1,000?

いえいえ、実は今まで世界各国から打ち上げられた人工衛星の総数は、累計約7,000以上!驚き顔

もちろん寿命で落下・消滅したものもありますが、それでも現在約3,500もの人工衛星が地球上空を周回しているんですって。

宇宙から見ると、こんな感じだそうです。(by NASA

   


まるで飴玉にアリの群れがたかっているみたい。うー

よくまぁ正面衝突しないもんですが・・・もしかしたら、皆さんの頭上にその破片が落ちてくるかも。

そんな〝まさか〟に備える人工衛星保険なんてのが存在しているくらいですから。

皆さん、くれぐれも頭上にご注意を!? あせあせ


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