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影の主役

2013年に公開された 『宇宙戦艦ヤマト2199』・・・大のヤマト・ファンである私も満足する出来栄えでした。

しかしチョッピリ不満だったのは、元祖 『宇宙戦艦ヤマト』 と声優さんが違ったこと。

極力同じ声質の方を起用したのだとは思いますが、まぁ40年近く時が経過しているのですから、仕方ないんですけどネ。

特に、沖田艦長役の納谷悟朗さんが公開直前に亡くなられていたこと、そしてもう一人・・・同作の主役・古代進役だった

 富 山 敬 さん


が既に他界してしまっていた事が残念でした。

今日は、アニメ声優ブームの火付け役でもあった彼の命日・・・早いもので、没後20周年にあたります。


                        

1938(昭和13)年に満州で生まれた富山(本名:邦親、芸名の〝敬〟は、本名のイニシャル〝K〟をもじったものだとかさんは、引き揚げ後東京で育ち、日大芸術学部演劇科中退後からアニメ・洋画の吹き替えなどの声優として活躍されました。


前述の 『宇宙戦艦ヤマト』 は、私の人生観を変えたといっていい程の作品でしたが、古代進の声を聞いた時に、


(どこかで聞いた声だょなァ。)


と思ったものですが・・・それもそのはず、私が小学生時代に熱狂したアニメ 『タイガーマスク』 の主人公・伊達直人役も演じていたんです。


調べてみたら、その他にもアタック№1・男一匹ガキ大将、ハクション大魔王・ムーミン・いなかっぺ大将・ガンバの冒険等々、1960年代の作品から数え切れない程の作品に出演していたのです。


『巨人に星』・星飛雄馬役で有名な古谷徹氏の先輩でもあったんですねェ。


少年役から老人役、正義のヒーローから悪役まで、まさに〝七色の声〟で広いレパートリーをこなした富山氏は、『宇宙戦艦ヤマト』 の大ヒットをきっかけに、同作品の森雪役を演じた麻上洋子さんと共に、縁の下の力持ち的な〝声優〟 という仕事を若者が憧れる職業へとステータスを一気に引き上げました。


大変な人格者で後輩の面倒見も良く、独立して自らプロダクションを設立した際は多くの声優が彼についてきてしまったため、後に業界内に確執が生まれてしまったのだとか。


しかしその生真面目な性格が災いしたのか、体調不良をおして仕事を続けた富山さん・・・体が動かなくなって病院に担ぎ込まれた時には既に末期ガンに侵されており、手の施しようがありませんでした。


もし早く病院に行っていれば、今でも富山氏の老境に入ったシブい声を楽しむことができたかもしれないと思うと、何とも残念でなりません。


入院後僅か1ヶ月後の1995年9月25日・・・彼は56歳の若さでこの世を去ってしまいました。


「雪、見てごらん・・・地球だョ。 地球に戻ってきたんだ!」


         


懐かしい古代進のセリフを思い起こしつつ、黒子役にスポットを当てた立役者のご冥福をお祈りしたいと思います。笑3


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