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新 芽

多くの方が、サラダや料理の付け合せとして利用されているであろう・・・今日は、その


 カイワレ大根の日


なのだそうです。

1986(昭和61)年9月に日本かいわれ協会(現・日本スプラウト協会)が会合を開き、かいわれ大根にもっと親しんでもらおうと、この記念日を制定。

その由来は、会議を開いたのが9月であることと、18は8を横にして下に1をつければかいわれ大根の形になるから・・・なかなか面白い発想ですネ。


          


かいわれ大根は、元々その葉の形が二枚貝が開いた形から貝割れ → かいわれと命名された、

大根の発芽直後の胚軸と子葉のこと。


いわゆるスプラウト(人為的に発芽させた新芽)食材のひとつ。

見た目はひ弱そうですが、低カロリーでありながらミネラルを多く含み、免疫力を高めてくれるメラトニンやビタミンも豊富。


ビタミンCはレモンの1.6倍、ビタミンKは100g食べると1日当たりの必要量の2倍は摂取できるという中々の優れモノなんです。

しかし以前、この食材が国内から一斉に姿を消す出来事がありました。

そのキッカケとなったのは、今から30年近く前の1996年7月・・・大阪・堺市で発声した『O-157食中毒事件』。

同市内の教員・生徒ら約8,000人が罹患し、3人の死者を出したこの事件を調査していた厚生省(当時)が、翌10月の中間報告で 「学校給食で出されたかいわれ大根が疑わしい」 と発表。 


これをマスコミが一斉に報道したことによって、世間は半ばパニック状態に。


まだ「疑いがある」段階なのに公表したことで、かいわれ大根は小売店・スーパーの棚から全て撤去。


返品・注文キャンセルの山に見舞われて倒産・廃業する生産業者が続出・・・遂には自殺者まで出てしまいました。

その当時あたかも犯人の如く扱われ、マスコミの取材攻勢に晒された 『M農園』 の若き2代目(副社長)が、必死に事実無根と窮状を訴えていた姿が忘れられません。


しかしその後の調査ではかいわれ大根から病原菌は検出されず、結局発生原因は特定されぬまま事件はウヤムヤに。


慌てて当時の厚生大臣だった菅氏がボウルいっぱいのかいわれ大根にむしゃぶりつくという〝日常有り得ない食べ方〟でわざとらしいパフォーマンスを行い、火消しに躍起となりました。


       


唯一の救いは、M農園や業界団体が国を相手取って損害賠償を求めた裁判で勝訴したことと、同社がこの事件をバネにして現在でも逞しく商売を続けていること。

喉元過ぎれば・・・ではないですが、こんな事件があったことを忘れたかのように、スーパーの店頭にはかいわれ大根が沢山並んでいます。

私はそれを見るたび、菅氏の顔を思い出してしまいますが、同時にこの災難を豆苗の開発などで乗り越えた業者さんの努力に、敬意を表したいと思います。

それでは、最後にクイズをひとつ。

このカイワレ大根、皆さんは根元を切って食べていらっしゃると思いますが、その残った根の部分を水に浸せば、再び生えてくる・・・これ、ウソ? ホント?

答えは・・・自分で実験してみてください。あせあせ


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