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音 響

映画をご覧になる方は、エンドロールやお手持ちのDVDのケース裏面で、こういうマークをよく見かけると思います。(


      


これは音響技術を提供しているドルビー・ラボラトリー社の登録商標ですが、今日は同社の創業者にして映画界の音響技術向上に多大な貢献をした


 レイ・ミルトン・ドルビー 博士
   Ray Milton Dolby


の命日・三回忌にあたります。


1949年にオレゴン州ポートランドに生まれたドルビー氏は、父親も発明家という血筋。


音響の世界に進むきっかけになったのは、高校時代のアルバイト先がビデオテープレコーダーなどを手掛けるエレクトロニクス会社 『アンベックス』 だったこと。

スタンフォード大学在学中には同社のエンジニアグループに加わり、実用ビデオテープレコーダー(1956年発売)の開発に関わります。

6年間在籍して物理学博士号を取得し
1957年に同大学を卒業した彼は、マーシャル・フェローシップという奨学金を受けてイギリス・ケンブリッジ大学に留学。

1965年にはロンドンにノイズリダクション(※雑音除去処理)を研究する 『ドルビーラボラトリーズ』 を設立。

(※本社は1976年サンフランシスコに移転。)


そして同年に〝ドルビー・サラウンド・システム〟を開発。


これは4年後イギリスのレコード会社『デッカ』で採用されます。


以降同社の音響技術は高く評価され、次々に新技術を開発して映画・音楽界に大きな影響を及ぼしました。

1979年にはアカデミー賞・科学技術賞、また1989年には同賞とエミー賞をダブル受賞。


更に1997年にはアメリカ国家技術賞、2010年には米国電気電子学会(IEEE)からエジソン・メダルを授与されました。

しかし晩年はアルツハイマーの症状を訴え、2013年9月12日・・・白血病により80歳で天に召されたのです。


      


ドルビーラボラトリー社の音響技術は、知らず知らずのうちに向上し、私たちの映画鑑賞をより楽しませてくれています。

中高年の方には懐かしいカセットテープには、ヒスノイズ(※空テープの再生時などに聞こえる、〝サ~ッ〟という高周波ノイズ音)を低減するために同社のノイズリダクション技術が導入されており、殆どの製品に冒頭の同社トレードマークが入っていました。

そして映画界でも技術革新はその都度反映されており、1971年には
S.キューブリック監督が 『時計仕掛けのオレンジ』 で初めてドルビー社の音響システムを導入。

1992年公開の 『バッドマン・リターンズ』 ではドルビー・デジタル5.1chを初採用。 


現在発売されているDVDの多くはこのシステムを採用しており、家庭用のシアターシステムでも楽しむことが出来ます。

更に1999年公開の 『スター・ウォーズ エピソード1』 ではリアセンターに更に1台スピーカーを置くドルビーデジタルサラウンドEX (6.1ch) を採用。

そして7.1chは2010年公開の 『トイストーリー3』 から。

最新音響システムのドルビーアトモスは2012年公開の 『メリダと恐ろしの森』 から採用されています。

もちろん6.1ch以降の新システムは、その音響システムを備えた映画館でなければ楽しむことが出来ませんが・・・。


今後映画鑑賞される際には、行かれる映画館に最新の音響システムが備わっているかどうか、事前に確認してくださいネ。笑2






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