FC2ブログ
長距離

残念ながら、未だ地球上から廃絶できない核兵器。

その中でも最大の脅威となるのが

     大陸間弾道弾
 Intercontinental Ballistic Missile

俗に〝ICBM 〟と呼ばれる長距離ミサイル。


この兵器(R-7)の開発成功を世界で初めてソビエト連邦が公表したのが、今から58年前の今日・1957年8月26日のことでした。

このミサイルは核弾頭を搭載し、アメリカ本土の北東国境とソ連の北西国境を結ぶ最短距離・5,500km以上を有効射程とするもの。


       


第二次世界大戦後、長距離爆撃機戦力で後塵を拝していたソ連がアメリカに対抗するために開発に着手。

アメリカに先駆けて打ち上げに成功した人工衛星スプートニク1号の技術を転用し開発したのが


R-7でした。

これに対抗してアメリカが〝アトラス〟を配備したのが、2年後の1959年。


その後東西冷戦の中、両国は開発競争に鎬を削ることになります。

このミサイルは宇宙ロケット開発技術を転用しているだけに、敵国からすれば非常に厄介な武器。

核弾頭だけでなく、化学・生物兵器の搭載が可能。

そして発射後飛行するのは殆どが地上100~1,000km以上の大気圏外であり、再び大気圏内に突入した時の速度は音速の20倍近い秒速5~7km(!)という超高速。

敵国がこれを撃墜するのはほぼ不可能。

被弾を防ぐには、発射前か発射直後に破壊・撃墜するしかありません。

しかし開発当初はサイロを掘り地下から発射させていたICBMも、現在は自走式発射機や潜水艦から発射可能。(





これだと発射地点の特定が難しく、特に潜水艦の場合は偵察衛星でも探知ができないため、まさに神出鬼没・・・敵国にとっては非常な脅威となるのです。


東西冷戦が終結し、米ロ両国が軍縮トレンド・・・とはいえ、両国とも核弾頭は1万発前後も保有していますから、緊張状態は続いています。

そして我が国にとって最大の脅威は、中国。

同国も核保有国であり、かつ現在米・ロと共にICBMを保有しているのです。

昨年その存在が明らかになった最新鋭の『東風-41』は、複数の核弾頭を搭載可能で航続距離が11,000~12,000km・・・つまりアメリカ本土をほぼ射程に捉えるもの。

更に北朝鮮が開発している 『テポドン2号』、『KN-08』 もICBM。

性能は未知数とは言え、過去に同国のミサイル(銀河2号)には日本本土上空を通過した前科が。

軍事大国であるイギリス・フランスでも所持していないミサイルを隣りの核を保有する2国が開発を続けていることを、日本人はしっかりと認識すべきでしょう。

「日本が戦後70年平和だったのは、憲法9条があるから」

と主張する方がいらっしゃいますが、相手はそんな憲法の条文など関係なく我々の頭上にミサイルを飛ばせるし、飛ばしているのです。

仮に我が国ではなくアメリカを狙って発射したとしても、途中で我が国に墜落する可能性も十分ある中、我々が平和を維持するために何をすべきか?

理想主義者の方々は、よくお考えになった方がよろしいかと・・・。うー




スポンサーサイト



コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック