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CO2

昨年、御嶽山が噴火し47名もの登山客が噴石の直撃などを受けて死亡するという惨事があり、またここ数日来は桜島が不気味な活動を続けています。

あらためて日本が火山国であることを認識させられますが・・・
しかし火山があるのは日本だけではありません。

というより、世界では日本人にはちょっと想像できないような凄い自然災害が起きてきました。

そのひとつが、日本ではサッカーW杯で馴染みの深いアフリカの国・カメルーンで今から30年近く前の今日に起こった

 ニオス湖 湖底爆発


この湖は、アフリカ有数の火山国・カメルーン北西州に位置する火口湖。

       


火山であるオク山の頂上・標高約1,200mに位置し、面積約1.58㎢、平均深度約200mというこの湖は、世界でも稀な性質を持っています。

それは、湖底のマグマ溜まりで二酸化炭素を放出し続けてるいること。

同じ性質を持つ湖は、世界でも同国にあるマヌーン湖と同じアフリカになるルワンダのキブ湖しかないそうな。


       
                 Lake Nyos


画像のようにそれまでは非常に美しい湖だったのですが、1986年8月21日・・・その様相は一変しました。

同日午後9時過ぎ、それまで湖底に溜まっていた二酸化炭素が突然爆発を起こして湖面から噴出。

(※その原因は地滑りとも小噴火とも言われていますが、不明。)

噴出したガスは湖面から高さ120m、湖水も80mにまで達したと推定され、推定噴出量160万トンの二酸化炭素は、空気より重いため地表を這うように周囲に拡散。

日本の年間総排出量の約0.2%弱の二酸化炭素が一夜に放出された・・・と言えば、その量がいかに凄いかお分かり頂けるでしょうか?

当時ニオス村には電気が通っていなかったため、爆発当時は殆ど寝ていたという住民を無味無臭の二酸化炭素が襲ったからたまりません。

村の住民1,200人の殆どが窒息死し、生き残ったのは僅か6人。

この他周辺の村でも被害が出て、犠牲者は1,748名に上り、その他に約7,000頭の家畜も窒息死。

湖から15km離れた村でも死者が出たそうですから、その猛威たるや想像を絶します。 事故の2日後に現地入りしたオランダ人牧師の

「村では一部の人は家の中で死んでいたが、多くの人は家のすぐ外や道路に横たわるように死んでいた。 まるで生き物の生命だけを奪う中性子爆弾が落ちたようだった。」

という証言が、災害現場の様相を端的に物語っていると言えましょうか。

その後ニオス湖では、日本の技術供与によって湖底から二酸化炭素の放出がなされています。(


      

しかし事故から30年近く経った現在でもガスの噴出は止まらず、未だに村民は避難したままで村に戻れていないそうな。


そればかりか、これまでの地震活動によって湖の外壁が傷んでおり、今後10~20年の間に決壊する恐れまであるとか。

もしそうなった場合、5千万㎥の湖水が氾濫し付近の住民1万人が被災する可能性があるというのですから、自然の驚異は恐るべし。

さて、同様の二酸化炭素噴出事故が日本でも起こる可能性はあるのでしょうか?

幸いにも、日本ではこれほど大規模な二酸化炭素の噴出は確認されておらず、その殆どは湖水に混ざる程度だそうですから、その心配はなさそう。

しかし自然は、時として人間の想像を超える災害をもたらします。

温泉に行く方は、念のため防毒マスクの携帯をお考えになった方がいいかも・・・?うー




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