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格 言

中高年の方なら、昔の天気予報では気圧の単位に〝ミリバール〟が使用されていたことをご記憶だと思います。

これが〝ヘクトパスカル〟という聞き慣れない単位に変更になったのは、今から22年前の1992年のこと。

とは言え、名称が変わっただけで数字の単位は同じ事なんですが・・・今日はこの新単位に名を残すフランスの生んだ早熟の天才、


 ブレーズ・パスカル

   Blaise Pascal


の命日にあたります。


パスカルは1623年にフランス中部のクレルモンに生まれました。


彼の持って生まれた才能は凄まじく、10歳に満たない頃に三角形の内角の和が180度であるなどいくつかの数学的証明を独力で行ったそうな。


税金関係の役人で教育熱心だった父親は自然科学などに長じており、自宅に多くの数学者や科学者が頻繁に出入りしていたおかげで、パスカル少年は彼らと議論を交わしながらその才能に磨きをかけました。


そして早くも16歳の時に円錐曲線に関する『パスカルの定理』を発見、以降『パスカルの三角形』、流体力学の基礎となる『パスカルの原理』を発表し、数学・科学分野に大きな足跡を残します。

しかし彼の天才たる所以は、その活躍した分野が自然科学や数学に留まらなかったこと。

                 


23歳の時に宗教にも目覚め、ジャンセニスムというキリスト教思想にも傾倒、33歳頃に『プロブァンシアル』を発表してイエズス会をの道徳観を批判したことで論争を巻き起こします。


また一方で彼は1662年に不特定多数の者が安価な運賃で利用でき、一定の経路を時刻表に従って運行する、現在の路線バスの発祥ともいえる 『5ソルの馬車』 も考案。

一般市民にも役立つアイデアも捻り出しています。


自然科学者・数学者・宗教家そして哲学者として多方面にわたって活躍したパスカルでしたが、唯一一般人と比べて劣っていたことがありました。

それは・・・健康。


17歳の時に父親の仕事を助けようと機械式計算機の設計・製作に没頭した際に無理して身体を衰弱させたという彼は、国王から許可を得て『5ソルの馬車』をパリで開業させてから約半年後の8月19日に体調を悪化させ、39歳の若さで天に召されてしまいました。


彼の思想を最も良く著した書物といえば、『パンセ』 でしょう。


      ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草


パンセ(Pensées ) とは思考・思想という意味で、この本はパスカルが晩年に書き記した断片的なノートやメモを編纂したもの・・・まさに彼の思想やアイデアなどの集積。


『クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、歴史(大地の全表面)は変わっていただろう』

『心情は、理性の知らない、それ自身の理性を持っている』


など、様々な分野にわたる格言が散りばめられていますが、おそらくその中でも最も知られているのが、

『人間は考える葦である』

でしょう。 この言葉、正確には


『人間は一茎の葦に過ぎず、自然の中で最も弱いものである。 しかし考える葦である』


だそうですが、人間はフィジカル面で弱くとも、思考を行う点が他の動物とは違う・・・すなわち、考えることこそが人間の長所だ、と示しているのです。


言い方を替えれば、「脳ミソ使わない人間は、動物以下」 ってことですかねェ。


皆さん、ちゃんと毎日使ってますか? 


私は大学受験以降、使っている!・・・と胸は張れませんが。うー






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