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急降下


〝バ〇は高いところが好き〟と言いますが、私も高いところが大好き。

高層ビルに登ると興奮しますし、スカイダイビングもやりたくて仕方ありません


(※過去のスカイダイビング体験記は、こちら 
 < http://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10330851487.html >


しかし、そんな私でもコレはちょっと・・・と腰が引けてしまうとんでもないスカイダイビングを今から55年前の今日、成功させた方がいらっしゃいます。 その人の名は


 ジョゼフ・ウィリアム・キッティンジャー2世

       Joseph William Kittinger II


どれだけ高いところからかというと・・・なんと地上31,330m!

旅客機が飛ぶ高度の3倍、まさに成層圏からのダイブだったのです。驚き顔


キッティンジャー氏は、1928年フロリダ州タンパ生まれ。

10代の頃からモーターボートレースに参加し、フロリダ大学卒業後に空軍に入隊しパイロットになった、いわゆるスピード狂(?)。


そして1954年に空軍ミサイル開発センターに転属し、そこで航空医官J・P・スタップ大佐と出会います。

2人はお互いの高度な操縦テクニックと宇宙医学に感銘を受け、やがてそれは気球実験の実現へと繋がります。

1959年、高高度における緊急脱出研究を目的とする 『プロジェクト・エクセルシオ』 の実験に参画した彼は、11月にヘリウム気球に乗って高度23,300mから降下。

しかしこの時は器材の故障により意識を失い、自動開傘機の作動により辛うじて死を免れます。

この時彼は120回に及ぶ激しい水平回転により身体には22Gもかかったといいますから、よくまぁ生還したものです。

こんな経験にもめげず、彼は翌1960年8月16日に気球で1時間半をかけ更に高い高度31,330mに到達し、そこからダイブ。

        


この地点での気温は-70℃に達していたそうですが・・・皆さん、こんなところから飛び降りること、できますか?


いくら高いところ好きの私でも、多分足が前に出ないと思いますけど。

この後彼は4分36秒間降下して降下速度は最大時速988kmとほぼ音速の9割に到達。


地上5,500mでパラシュートを開き、降下開始から13分45秒後、無事ニューメキシコ州の砂漠に着地したのです。


この実験により得られた多くの科学データが航空機からの安全な脱出に生かされた功績により、彼はアイゼンハワー大統領からひハーモン・トロフィー(年間最優秀パイロット賞)を授与されるなど、数々の賞を受賞。

しかしこの後の彼は、ベトナム戦争に従軍して撃墜され、11ヶ月間捕虜生活を送るなど波乱に飛んだ人生を歩みます。

そして彼の作ったフリーフォールの高度及び最高速度記録は、その後半世紀以上破られませんでしたが、3年前の2012年に行われた 『レッドブル・ストラトス』 プロジェクトに於いて、43歳のオーストリア人スカイダイバー、フェリックス・バウムガートナーによって更新されました。

(※高度39,014m、最高時速1342.8km。)

実はこのプロジェクトには、キッテンジャー氏がプロジェクト・アドバイザーとして加わっていたのです。


        


プレッシャー・スーツ(加圧されたスペース・スーツ)の着用だけで成層圏を降下し生還した〝生き証人〟の存在が、このプロジェクト成功に大きな力となったことは想像に難くありません。

『レットブル・ストラトス』の映像を観つつ、現在ほど科学が進歩していなかった半世紀以上前に同じ成層圏を降下したキッテンジャー氏の功績と勇気を讃えようではありませんか! (

  < https://www.youtube.com/watch?v=FHtvDA0W34 >I





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