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珍 獣

いきなりですが、皆さんは、

 レオポン

ってご存知ですか? 

えっ、ライポンなら知ってる・・・って、それは洗剤。

もちろんヒロポンとも違います。冷や汗

レオポンっていうのは、ヒョウとライオンを掛け合わせた混血、というか雑種の動物のこと。

名前も、ヒョウ(leopard ) とライオン (lion ) の合成語というわけ。


若い方はおそらくご存じないと思いますが、かつて日本にはこの珍獣が実在していました。

その最後の一頭が亡くなりレオポンが日本国内からいなくなったのが、今からちょうど30年前の今日・1985(昭和60)年7月19日だったのです。

その頃、世界ではトラとライオンを掛け合わせた〝タイゴン〟とか〝ライガー〟が続々誕生。

兵庫県にあった動物園・甲子園阪神パークでも当然トラを・・・と思いきや、なぜかヒョウを使って1959(昭和34)年に人工的な掛け合わせに成功。

ヒョウの父親・甲子雄 (かねお) とライオンの母親・園子 (そのこ) から、頭がライオンで胴はヒョウ柄という体で生まれたレオポンは2頭・・・公募の結果、兄はレオ吉、妹はポン子というベタ(失礼!)な名前を付けられました。
   

       

                 レオポン・ファミリー

いくら人工とはいえ、よくぞ生まれたものですが、これも双方が子供の時から動物園で一緒に育てられた故・・・自然界ではまず有り得ないでしょう。


そして2年後の1961(昭和36)年には3つ子が誕生し、ジョニー・チェリー・ディジーと命名。

ディジーだけは8歳で亡くなりましたが、他は12~18歳まで生存。


最後の1頭で今日が命日となったジョニーは、24歳まで生き抜きました。


なぜ繁殖できなかったかというと、異種の掛け合わせですから相性は良くないですし、そもそもレオポンは一代雑種で生殖能力がなく、レオポン同士で子孫は残せないのだとか。

それに生命倫理上、無駄に異種の掛け合わせは出来ないでしょう。


結局我が国で生産(?)されたレオポンは、この5頭のみ。

全て剥製にされましたが、同パークが2003年に閉園した後は最初の2頭が東京・上野の国立科学博物館に、ディジー・チェリーが大阪・天王寺動物園に引き取られました。

しかし常設展示はされておらず、あくまでも学術研究用に保管されているだけ・・・なんとなく日陰者の扱いを受けています。

唯一、最後の1頭だったジョニーだけは西宮市にあるリゾ鳴尾浜で展示されているのが、せめてもの救い。
 


       

                 剥製のジョニー

父子だけに、2つの画像を見比べると、その姿勢や表情が良く似ていますネ・・・って、動物なら当たり前ですか。あせあせ


いくら科学的に可能であっても、人間の身勝手な実験によって自然の摂理に反した生物を誕生させるべきではない・・・と私は思います。

ジョニーの剥製が、人間の暴走を止めるブレーキになればいいのですが・・・。


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